生き物のいる生活

福島県で被災し現在は東京で仕事をしていらっしゃるお客様とお話をする機会がありました。
福島では熱帯魚や爬虫類を飼育していたとのこと。
震災後は泣く泣く手放した個体も少なくなかったそうです。
東京に引っ越してからしばらくは、生き物をなにも飼育しない生活。

4月。東京・江戸川区船堀の観賞魚フェアを見てくださってからは
「もう我慢できない!水槽置こう!」
と金魚を飼育し始めたそうです。

観賞魚の癒しの効果は実験で証明されておりますが、
実際に今回のように人々のこころに作用しているんだということを目の当たりにし、
お店をやっていて良かった!と強く感じたものであります。

震災後は正直、熱帯魚なんて売ってていいのいかな?と自問する時間も多くありました。
一流スポーツ選手でさえ、サッカーなんてやってていいのかな?野球なんてやってていいのかな?と思ったそうで、
様々な思いがこみあげてまいります。

観賞魚は人をリラックスさせます。ストレスは和らぎます。好奇心が高まり生きがいにもなります。
うまれてからずっと、家に魚がいない、という時間が1秒もない私。
ありがとう魚たち。エサのメニュー、ひとつ増やすよ!