店長日記

人に言われるまでもなく日常的に使う

2011年09月03日

新しく日本の代表になった野田佳彦首相が、大のプロレス・格闘技ファンであることは有名な話です。
特に故ジャンボ鶴田選手がお気に入りで、過去には「史上最強のプロレスラーはジャンボ鶴田」との発言もあったのだとか。
この発言に対し、多くのプロレスファンたちは「よくわかってる」、「やるな……」と深く同調。
たとえ自分のお気に入りの選手がいたとしても、「ジャン鶴最強説」に異を唱えるのは野暮というものです。
そんなプロレス通の首相が登場したからには、今後の日本は、徐々に徐々に……プロレス色に染まっていくはず。日常的にプロレス会話ができないと、生活しにくくなる可能性もあります。

ということで今回は、日常でさりげなく使えるプロレス名言をシチュエーション別にまとめてみました。
活用できる時が来たら、ぜひとも使ってみてください。
 
【その1】シチュエーション:迷惑な訪問販売業者に対して
「またぐなよ」(長州力)
リングサイドは部外者立ち入り禁止の神聖な場所。家に例えるなら玄関です。詳しい説明は省略しますが、部外者である大仁田厚がリングサイドに入ろうとしたところを長州力が「入るなよ」と注意した名言です。

神聖な場所である我が家に、迷惑な押し売りや強引でしつこい訪問販売業者が訪ねてきたら、迷わずこのセリフを言いましょう。また、「(納期を)またぐなよ」、「(食べ物の上を)またぐなよ」など、応用的な使い方もできる汎用性の高いセリフです。どんどん使って下さい。
 
【その2】シチュエーション:行列に横入りしようとする無法者などに対して
「横に並ぶな、前に並べ」(北斗晶)
縦一列に並ぶべき行列なのに、いつのまにか2列になっていたり、後ろの人が自分の横にしれっと立ち始めて順番があやふやになる……なんて経験、ありませんか? そんな時は「横に並ぶな、後ろに並べ」とハッキリと言うべきです。

詳しい説明は省略しますが、試合後のインタビューで弟子たちが横一列に並んだことに対し、ボスである北斗晶が注意、その後にビンタして気合を入れる迫力の名言です。北斗晶は「前へ並べ」と言いましたが、前に並ばれては困るので「後ろに」にしてお使い下さい。
 
【その3】シチュエーション:相手が何をしたいのか分からない時に
「何がしたいんだコラ」(長州力)
話し相手が何を考えているのか分からない時や、すでに口喧嘩に発展してしまった時に活用できるのが、かの有名な『コラコラ問答』です。詳しい説明は省きますが、伝説の破壊王・橋本真也選手と長州力が繰り広げた伝説の口喧嘩です。

「なにがコラじゃコラ! バカ野郎!」と橋本は返し、それに対して長州は「何コラ! タココラ!」 とコラ返答。語尾には必ず「コラ」が付き、いつしか「コラ」を付けるのが普通だと錯覚してしまうほどのコラまみれです。もしも相手がプロレス者だったら、こちらが「何がしたいんだコラ」と言った瞬間にコラコラ問答モードに突入し、まさかの仲直りができるという一発逆転の可能性も秘めています。
 
【その4】シチュエーション:基本をおろそかにする人に対して
「基本である1、2、3をきちんと練習しないで、いきなり4とか5をやるな」(ジャイアント馬場)
何をするにも大切なのは「基本」です。派手な技やパフォーマンスよりも、キチンとした受け身や基本の動作を重要視していたのが、ほかでもない東洋の巨人ことジャイアント馬場さんです。

外道な道を歩んできたけどプロレスも受け身もメチャウマだった他団体の若手選手の受け身を見て、「ニッコリしながら深く頷いた」というのは有名なエピソード。その外道な選手は、今では日本有数のテクニシャンとして活躍しております。

そんな、経歴よりも見た目よりも、なにより基本を重んじる馬場さんが発言したとされるのが「基本である1、2、3をきちんと練習しないで、いきなり4とか5をやるな」という、ありがたきお言葉。プロレスだけではなく、他のスポーツでも、そして勉強でも仕事でも、全てに当てはまる名言中の名言です。
 
【その5】シチュエーション:チケットなどを確保する時
「よし、押さえろ」(長州力)
映画の席や航空券、旅先の宿やiPhone5など、日常には様々な「予約」が潜んでいます。長州力もまたしかり。「よし、押さえろ」は、長州力が東京ドームを会場に使用できると聞いた時に言い放った、つまり「よし、その会場を押さえろ」的な、大変重みのある発言です。

電話でチケットの有無を聞いて「あります」と言われた時、歯医者の予約をする時、結婚式の会場を押さえる時など、何かを確保する時には迷わず「よし、押さえろ」と言ってみてください。気分が盛り上がります。
 
【その6】シチュエーション:友情や愛情を深めたい時
「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍」(小島聡)
プロレスには数多くの名タッグチームが存在します。日常生活に置き換えるならば、夫婦やカップル、親友などにあたります。大切なのは、お互いをリスペクトし合い、信頼し合い、そして愛し合うことではないでしょうか。

オレたち、ワタシたちの結束は固い! そんな時に是非とも言って欲しいのが「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍」です。計算が間違っているようにも見えますが、熱い熱い絆(きずな)のセリフです。
 
【その7】シチュエーション:忙しすぎて仕事が消化しきれない時
「オレの体はひとつしかねえんだぞコラ」(長州力)
女性なら家事に育児、男性なら仕事に育児……と、生活するということは実に忙しいものです。うまく時間配分や仕事調節しないと、すべてのことは絶対に消化できません。頑張っても頑張っても、「やるべきこと」はたまる一方。時に人は爆発します。

そんな時に叫びたくなるのが、「オレの体はひとつしかねえんだぞコラ」です。詳しい説明は省略しますが、この発言が飛び出したのは1995年2月12日、後楽園ホールの控え室。ふがいない部下にイライラした長州力が、ブチギレながら言い放った名セリフです。たしかに体はひとつです。このセリフを叫びたくなる時、ありませんか?
 
【その8】シチュエーション:弱気になってる人に対して
「出る前に負けること考える馬鹿いるかよ」(アントニオ猪木)
あまりにも有名なこのセリフに、勇気をもらったプロレスファンは数知れず。詳しい説明は省略しますが、「もし負けたら?」と質問したアナウンサーに対し、猪木が「やる前に負けること考えるヤツがいるか!」と一喝した名セリフです。この後にビンタが炸裂し、闘魂注入の『猪木ビンタ』の誕生につながります。

何をするにも覚悟と勇気、そして自分の力を信じることは重要です。時には「もし負けたら」のことも考えておいた方が良い場面もありますが、人生のファイターならば、まず「勝つこと」を考えるのが重要なのではないでしょうか。
 
【その9】シチュエーション:何かの「時」が来た時
「時は来た」(橋本真也)
上記【その8】ど同日、ほぼ同時刻に生まれた、もうひとつの名言が、橋本真也が発言した「時は来た」です。詳しい説明は省略しますが、アントニオ猪木&坂口征二(坂口憲二のパパ)タッグとの大一番を前に、アナウンサーが意気込みを聞いたところ、返って来たのは「時は来た。それだけだ」というセリフでした。

この「時は来た」発言に、橋本のパートナーである蝶野正洋選手は笑いを必死にこらえていましたが、何年経っても色褪せない、プロレスのすばらしさが凝縮された見事すぎるコメントなのです。朝起きる時間、会社に行く時間、お昼ごはんを食べる時間……など、「時が来た」時に心の中でつぶやいてみてください。その瞬間、何気ない普段の生活がドラマチックな人生に生まれ変わります。
 
【その10】シチュエーション:謝りたい時
「正直、スマンかった」(佐々木健介)
何かポカ(失敗)をしてしまった時、素直に謝ることはとても重要。すぐに謝らずに言い訳したり、「なにコラ」と言い返したり、下手にこじらせると、あとあとやっかいなことになります。もしも夫婦喧嘩をしてしまった時、お互いに激しく口論しても、最後には素直に「正直、スマンかった」と謝って下さい。

詳しい説明は省略しますが、発言したのは北斗晶のダンナさんでもある佐々木健介選手。極太の腕でラリアットを放つパワー系の選手ですが、心の優しさ、素直さ、率直さは、プロレスファンなら誰もが知っている良きパパです。もしも相手がプロレスファンで、「正直、スマンかった」と言われたら、きっと許してしまうことでしょう。

※言葉づかいは大切です。じゅうぶん注意して使ってください


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