店長日記

大型卵と小型卵

2010年10月01日

ヌマエビの仲間は、卵の大きさで大型卵と小型卵の2つに分類することができます。
大型卵の種類は卵の中で幼生期を過ごし、ふ化した時点から底棲生活ができる陸封型といわれる繁殖形態をとります。
一方、小型卵の種類はゾエア幼生の形でふ化し、水の流れに乗って下流にくだり、汽水域あるいは海で育ち、稚エビに変態した後に河川へと戻ってくるというライフサイクルをとります。
大型卵の種類としては、ビーシュリンプ、ゼブラシュリンプ、ミナミヌマエビ、レッドテールグリーンシュリンプ、イシガキヌマエビ、コツノヌマエビなどがいて、これらは水槽内での繁殖が可能です。
ヤマトヌマエビ、ヒメヌマエビ、オニヌマエビの仲間は小型卵で、これらの種類はゾエア幼生のふ化までは水槽内で可能ですが、それからの育成が困難です。(海水を再現して挑戦しているかたが何人かいらっしゃいますが…)


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