魚に夢中になるわけ

水槽をのぞきこむ。
興味を持って魚を観察する。愛情をもって管理をする。
そうしていくうちに、ガラスを通過して、水槽の中へ引き込まれるような感触に出会うのです。
ガラスを隔てているはずの魚と人間が、人間世界でもなく、魚世界でもない共通の空間にいるような感覚になるのです。
魚の魅力にとりつかれた人の魚へのエネルギーはものすごいものがあります。
新しい恋が始まった高校生の数十倍数百倍の力が発生します。
人から魚に向かうベクトルの矢印はとっても大きいのです。
さあ、次は魚から人間に向かっている矢印を感じ、受け止めてあげなくてはいけません。
この感覚は、人がステップアップするごとに出会うアクアの醍醐味であります。
小さな水槽でも、水族館でも、川の水面でも、池でも、湖でも、海でも、水面・ガラス面を通り越した向こう側にある世界を、どうか体験してみてください。
いや~観賞魚って、本当にイイものですね!