2012年12月

13

大晦日
今年一年、本当にありがとうございました。
ビールをついでまわることはできませんが、まあ一杯やってください。

水槽で生活する魚たち、人間の管理下にある生き物たちにとっては
盆も暮れも正月も関係ありません。
朝、起きて最初にすることは温度の確認です。

来年も良い魚と出会えますように。
観賞魚用の電気製品、ライト、ヒーター、ポンプ、殺菌灯などのプラグ、及びプラグ・コンセントまわり、
キレイに清掃しましょう。ホコリや汚れ、塩などは発火の原因となります。
僕は、かたくしぼった雑巾で拭く派です。

水槽で暮らす生き物たちにとって、盆・暮れ・正月、関係ありません!
人間の都合に生き物たちを付き合わせること……うーんどうでしょう。
いつも通り管理するにこしたことはありません。

今日は車も少なくて、東京の空気がすこしキレイです。
わが町からは雪化粧の富士山と東京タワー、スカイツリーがいっぺんに見えますが、
年の瀬はみんな誇らしげです。カッキーーン!と。

東日本大震災が発生した年の暮れ、
あれほどまでに「よいお年を・・」という言葉の重みを感じたことはありませんでしたが、
早くもそういった意識が薄れてきていることを感じることはたいへん残念です。
今年残された時間をまずは全力で!
そして新しい年が皆様にとりまして どうかより良い年となりますように。
エーハイム総合カタログ2013年版
エーハイム総合カタログ2013年版が出ました。
パソコンやスマートフォンで電子化されたカタログは大変便利ですが、紙をめくる感触は何者にも変えがたい!
春シーズンに発売予定のエーハイム・ニューアイテムも掲載されていて、今から楽しみです。
お早めにどうぞ!
今年も残すところあとわずかとなりました。
日本では一年でいちばん日照時間が少ない冬至(今年は12月21日)に
とうじ粥、とうじかぼちゃ、とうじこんにゃくなどを食べ、ゆず湯に入って身を清め、無病息災を祈ってきました。
現代となってもこれらの風習は理にかなった行為といわれます。
寒さが厳しくなる中、体が温まるゆず湯に入り、ビタミン豊富なかぼちゃを摂取することが体調維持に役立ちますね。おばあちゃんのいうことは聞くものです。

さわらのゆず味噌かけ
焼いたさわらにゆず皮の入った味噌だれをかけてどうぞ。
《作り方》
1、さわらは、しょうがじょうゆで下味をつけておき、グリルまたはフライパンで焼く。
2、ゆずは、皮の黄色い部分をすりおろす。
3、味噌だれを作り2を加えて加熱する。
4、さわらに3のゆず味噌だれをかける。

それでは材料です。(2人分)
油:少々
さわら:50g2枚
しょうが:1.6g
しょうゆ:小さじ2/3
酒:小さじ1/2強

淡色辛味噌:10g
しょうゆ:小さじ1/3
砂糖:大さじ1/2
みりん:小さじ1/2
酒:小さじ1/2強
だし汁:大さじ1
ゆず:適量

さわらはクセのない軽い味わいで、身がやわらかいので焼き物がおすすめです。
食べる準備はできていても、作る準備がね・・・。
ちなみに12月22日はショートケーキの日です。
なんでかって、カレンダーをごらんください。22日の上にはイチゴが乗ってるからです。
入荷情報
セラ フォスベックグラニュレイト。やっと入荷いたしました。

・リン酸塩の除去にきわめて有効です。
・水中に再び溶け出さず、長時間効果を発揮します。
・優れた除去能力・1箱・500gの使用で12500mgのリン酸塩を処理できます。
・淡水・海水両用です。

リン酸塩は水草の大切な栄養源ですが、ほんの少量で十分です。
過剰なリン酸塩はコケの発生の原因になります。
セラ フォスベック顆粒タイプは、リン酸塩を手軽に除去し、長時間確実に効果を発揮します。
ぜいたくな・・・
テトラ社のブリラントフィルター用替スポンジを大量に用意します。

こんなにたくさんどうするのかといいますと、
60cm上部式フィルターのろ過槽に敷き詰めます。
ポンプに近いスポンジから順番に日にちを変えてもみ洗いしていきます。
このスポンジにはバクテリアがたくさん付着するので、スポンジをいっぺんに清掃しないことでバクテリアの保持に役立ちます。
さらに120cmのオーバーフロー水槽のゴミ取りボックスに収容したり、オーソドックスにエアーポンプに接続してブリラントフィルターとして使用したり・・・・。
ぜいたくな使い方ですが、どの水槽もうまくいっている実績があるので、こんな管理を続けております。
フィッシュマガジン2013年1月号
フィッシュマガジン2013年1月号が出ております。

【 特 集 】

王者の煌めき
龍魚の肖像

圧倒的な存在感、息を呑む美しさ、そのうえ愛嬌までも兼ね備えたアジアアロワナ。アクアリウムに登場以来、その揺るぎない魅力を武器に、王者として君臨し続けてきた。そして現在、東南アジアのファームでは繁殖技術が進歩し、選別する眼は養われ、次々と極上個体が生み出されている。さらには新たな価値観が取り入れられ、衝撃的な個体も作出されるようになった。今まさに、龍魚のクオリティは隆盛を極めているのだ。比類なき魅力をもつ熱帯魚の王者、その最新の肖像をたっぷりとご堪能いただこう。


▽最新龍魚総覧2013 紅龍

▽アジアアロワナの飼育のコツ 

▽最新龍魚総覧2013 金龍

▽アジアアロワナ繁殖術 

▽龍を飼う人々

▽アルティマが群泳する大型水槽

▽ガレージに並ぶ幸運の水槽 

▽ピラルクからアロワナへ

▽愛情溢れる龍魚の飼育 

▽2×2mの混泳水槽

▽ドリームフィッシュのこだわり

▽生体モニタープレゼント!


【 トピックス 】

■THE INTERNATIONAL AQUATIC PLANTS LAYOUT CONTEST2012

■国内初!? マンファリの水槽内繁殖に成功!

■第7回メダカ展示会/2012 Aqua Festival 2nd Stage



【 For Fresh Water Fun 】

■元祖・うおのぞ記 

■夏の思い出 後編 

■渋魚、珍魚探訪!
温帯域の魚たち 

■始めよう!極めよう!
らんちゅう飼育のすすめ 

■Shot 小さな魚の大きな魅力
「セレベス・レインボー」 

■再発見! 魅力の熱帯魚たち
「ボルケーノ・ラスボラ」 

■泰國魚漫遊
「仏像の街ピッサヌロークとミスマッチな空芯野菜の炒め物」 

■日本水風景巡り 淡水魚を求めて
「新潟県、米どころに棲む魚たち」 

■グッピーゼミナール 

■水草ステップアップノート 

■今月の注目魚たち!

■イクチオテイラー 

■水草面白談義 


【 Reptikes & Amphibians 】

■日本産爬虫類・両生類魅力再考
「ヨナグニシュウダ」

定価980円です。付録・フィッシュマガジンカレンダーがついております。
アクア・ジャーナルVol.207
アクア・ジャーナルVol.207が出ました。

特集『世界トップレイアウト2012』

特集タイトルは「世界トップレイアウト2012」。
先ごろ結果が決まった世界水草レイアウトコンテスト2012がさまざまな角度から紹介されております。
また、今回のコンテストで最終決戦の舞台にもなったネイチャーアクアリウム・パーティーについても取り上げられております。

毎年注目の天野 尚氏による「コンテスト必勝セミナー」
誌上再現から始まり、恒例イベントとなっている「石組チャレンジ」の様子や、
上位入賞作品についてもコンテスト作品集とは違った内容で取り上げられております。
世界トップクラスの最新の水草レイアウトをご覧ください。

定価500円(税込)です。
早いもので
アクアライフ 2013年1月号が出ました。
カレンダーの付録がついて特別定価980円(税込)です。

特集:

2013年最新熱帯魚図鑑500

今回の図鑑特集では、過去3年間の本誌に掲載された魚種を徹底的にピックアップ!

2000種以上の中から特に美しいもの、新たに紹介された種類を中心に500種を選抜しました。

すでにアクアリウムを楽しんでいる方にも、きっと魅力を感じられる魚が見つかるでしょう。


主な内容

カラシンの仲間

コイの仲間

アナバンティッドの仲間

シクリッド

変わりメダカ

メダカの仲間

ナマズ

フグ、レインボーフィッシュなど

古代魚

その他の生物


小特集

アクリル水槽の基礎知識その2  

イベントレポート

世界水草レイアウトコンテスト2012結果発表

日本メダカ協会武蔵野支部 第7回メダカ展示会

社団法人日本らんちう協会全国品評会

など内容盛りだくさんです。

入荷情報
12月7日に入荷したものを一部紹介いたします。

ロングノーズガー
レインボースネークヘッド
ドイツラム
アイスポットシクリッド
ウーパールーパー・ゴールデン
ネオンテトラS
ネオンテトラL
エンゼルフィッシュ mix S
セルフィンプレコ

フィッシュマガジン2013年1月号も出ました。付録としてフィッシュマガジンオリジナルカレンダーが付いております。
入荷情報
お客様からリクエストされておりました商品が入荷しておりますのでお知らせいたします。

エーハイムバイオケア250ml
ピタリ適温プラス2号
ピタリ適温プラス3号
大磯砂0.7分(7厘)
ヒドジョウ10cm
ハイフィンミッキーマウスプラティ
浄水器(50t)
小学6年生になった気分でお読みください。

動物は餌を食べて暮らしています。熱帯魚も例外ではありません。
じっとしていては餌はつかまりませんから、餌を捕えるのにたいへん苦労しています。
餌を捕えてしまえば、あとは口から食べて消化してしまえばよいのです。
ライオンはシマウマを食べシマウマは草をたくさん食べて生きています。
肉食動物が、よく見るとサバンナの草によって養われている!といわれるのはこのようなポイントがあるからです。
多くの動物が植物を食べて生きていることがわかったところで、
では植物はどのようにして生きているのでしょうか?

今から2000年ほど前、ギリシャのアリストテレスは、
「植物の根は動物の口と同じで、根で土から生きていくのに必要な物質や、からだをつくるのに必要な物質をとっている」と言っています。
この考えは17世紀ごろまで人々のあいだで信じられていたようです。

400年ほど前、オランダのファン・ヘルモントはこのアリストテレスの考えに疑問を持ち、自ら次のような実験をしました。
大きな鉢に90kgの土を入れ、2kgのヤナギを植え、これを5年間、水だけを与えて育てました。
5年後、ヤナギは大きくなり76kgにもなりました。
しかし、ヤナギを植えていた土のほうは、5年間でわずか56グラムしか減っていませんでした。

ファン・ヘルモントはヤナギに水だけしか与えませんでしたが、ヤナギを植えた鉢は日光のよく当たるところに置いていました。
さて、植物の生えているところにタライをかぶせて1週間から10日間、そのままにしておくと、植物の葉はもちろんのこと、茎も根も枯れ果ててしまいます。
このことは、植物が生きていくためには光が必要であることを示しています。

動物は餌を食べなくては生きていけませんが、植物は餌を食べなくても生きていくことができます。
植物は生きていくのに必要な栄養分を自分で作ることができるのです。
栄養分が作られているところは緑色のところです。特に葉は栄養分をたくさん作っているところなのです。
この働きには絶対に光が必要なので、この働きのことを「光合成」といいます。
科学者たちの研究によって、
光を受けた植物は、水と二酸化炭素からでんぷんと酸素をつくる
ということがわかっています。
植物の葉に光が当たると、根から吸収した水と空気中の二酸化炭素を原料にして、でんぷんと酸素をつくるのです。
植物はこのでんぷんをもとにして、さらに生きていくのに必要な物質をつくっていきます。

と・・ここまで、地上で生活する植物のことをふまえて、アクアリウムに目を向けていきましょう。
光とは照明器具のことを指します。部屋の照明や、窓から入る太陽の光では水草を育てることは困難です。
照明器具は昼と夜とを作り出す役割とともに水草を育てる役割を持っています。1日8時間を目安に規則的に照明しましょう。
蛍光ランプは半年ほどで交換すると良いでしょう。年末に交換すると明るい新年が迎えられますね。

水の透明度はどうでしょうか?ろ過の良く効いた透明な水であれば光線は水草によく届きますが、
不純物の多い濁った水や、コケの発生している水、水をとりかえていない古い飼育水は光線を妨げてしまいます。明るい照明に透明な水でこそ、水面はきらめき、水草たちは生活していくことができるのです。

地上で生活する植物は大気中の二酸化炭素を利用できますが、水槽という限られた空間に水を張った状態では、水中の二酸化炭素は水槽の外へ逃げていってしまいます。
二酸化炭素のボンベを使って水槽内に二酸化炭素を供給するのはこのためです。

栄養分はどうでしょうか?
水道水は人間用に作られているため、水草が生きていくのに必要な栄養分は不十分です。
井戸水は硬度が高いケースが多く、やはり水草は生活しにくいです。
液体の肥料を水槽内に添加したり、固形の肥料を底床内に仕込むのはこのためです。

地上で生活する植物からみると大気は常に入れ替わっていますが、
水槽という限られた空間に入れられた水は古くなっていきます。
水を交換することは魚たちだけでなく、水草たちにとってもきわめて重要な作業となるわけです。
腹甲クイズ
写真はあるカメの美しい腹甲(お腹の甲羅)です。

このカメは何でしょうか?