2011年5月

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お店でうまれたディスカスの子どもたち、すくすく成長しています。
親の体表から分泌されるディスカスミルクをかじるように食べ、徐々に体高がでてきました。本当にかじるようなので、親の肌は荒れてくる場合もあります。

ブラインシュリンプベビー、コペポーダ、ワムシ、ミジンコなどを与え、現在では1匹2匹3匹と親から離れ、本当の意味での自由遊泳に入る個体もでてきました。
果敢に冷凍アカムシやハンバーグに喰らいつこうとする個体もいて、小さいながらガッツを感じます。

次の産卵のため、育児を放棄するペアの姿などは見たくないため、引き続き観察しましょう。
地元の中学校に配達に行ってきました。
底砂、活性炭、ろ過材、水草添加剤、PSBなど、なかなか本格的な内容です。
水槽管理の担当は理科の先生なのかな?と勝手に考えていたところ、
なんと担当は体育の先生だそうです。

グランドに立つと、目の前にスカイツリーがそびえ立っております。
景色を邪魔する建物がないので、素晴らしい眺めです。
900の水槽、1200の水槽、みんなで観察してください!
一般に知られる魚病薬を、飼育水に溶かして病魚を薬浴させますと、水に溶けた薬は魚のエラから血液中に吸収され、各臓器へ運ばれ、薬としての効果を発揮します。
薬のエラからの吸収速度は、水温によって異なります。
水温によって薬の効果に違いが出てくるということになります。
一般に25~28℃くらいが薬の使用に適した水温です。
これから夏にかけてはあまり心配はいりません、むしろ冷却ファンなどで水温上昇対策の時期です。
秋・冬期はヒーターで水温を上げて治療することがあるのはこのためです。
水温を一定に保ってあげることの大切さをかみしめつつ。
販売している魚や私の体調は絶好調なのですが、
パソコンが不調です・・。
目に見えないことが原因での不調で、不安であります。
目に見えたら、それはもはや不安ではなく恐怖?
ババンとパソコンが落ちてしまわないうちに、今日は失礼いたします。
お店でうまれたディスカスの赤ちゃんたち、だいぶ円盤らしい形になってきました。
多くのお客様にご覧いただいて、ペアとしては、覗き込まれるストレスも多いことでしょうが、がんばって子供たちを保護しています。
最初はメダカみたいな形でしたが、熱帯魚の王様への道を歩ませてあげたい、
やっぱり管理する人間も親ですもの。
熱帯魚たちへのエサやり
金魚たちへのエサやり
海水魚たちへのエサやり
オカヤドカリ、ハムスター、エビ類、ヒョウモンガメ、ミドリガメ、ゼニガメ、シマドジョウ・・・・
あっという間に1時間が経過します。
エサ用のコオロギやジャイアントミルワームの掃除をして
魚販売水槽の水かえをします。
お!通信販売の注文が入りましたよ。
あっという間に夜になります。
熱帯魚屋さんが歳をとらない理由はこのあたりにもありそうです。
誰しも通るアクアの道、途中には病気とのたたかいもありますね。
白点病や細菌感染症などの場合、他の健常魚に病気がうつることがあるため、
「病魚を別容器に隔離する」ということが教科書的にいわれます。
生活していた水槽よりも小さい水槽に隔離されることが多いため、
水量の少なさに起因する水質悪化や、せまい空間での魚のストレスなどについて考えると、必ずしも隔離が正解ということにはならないのではないか?
と感じます。
本水槽が60cmの場合、隔離水槽は40~45cmで、飼育水まるごと引越しという条件なら、病魚のストレスは少ないと考えられます。
仮に本水槽が60cmで、30cmほどの水槽に隔離された個体は、いままでよりも生活しにくくなります。病気でコンディションを崩しているのに、生活は厳しくなる、これではちょっとかわいそう・・、そう思うのです。
水温、水質を変えることなく、別空間に移動、せめて魚にかかる負担は移動のストレスだけにしてあげたい、ということです。
隔離水槽にコストをかけない、かけ過ぎない、という気持ちはたいへんよく理解できるのですが・・・。
病気になってしまったけれど、そのままの水槽で元気に回復した!というケースは、決して少なくありません。
愛のある隔離、今日はこんな提案をしたいと思います。
仕事でなかなか水槽のほうが・・・
お店ではよく耳にするフレーズです。
水槽を管理していく上で、言ってはいけないセリフであります。
みんな仕事がありますし、みんな1日は24時間です。
水槽に向かう時間をつくることがアクアリストの責任であります。
熱帯魚っていいな・・というところから、はじめて水槽に水を張ったあのハートワーク、
ピッ!と思ったときにパッ!!と行動できるアットワークやフットワーク、
時間と空間を超越することのできる当通販サイトのようなネットワーク、
定期的に適切な管理をしてあげられるリズミックワーク、
水槽を理解してくれる家族やいっしょに楽しめる友人とのチームワーク、
どれも大切です。
いろいろな「ワーク」を、うまく循環させて、また新しいハートワークに戻すと、新しい潮流がうまれてくることでしょう。
毎年、地元の小学校の教材でメダカを納品します。
オス、メスそれぞれ10匹ずつを袋に分けていきます。
クラス分をすくい分けるにはなかなかの時間がかかります。
水草やエサもあわせて、なかなかの重さになった品物を
学校の担当のかたに渡すと、ほとんどの場合「重っ!」と言われます。
命の重さ、教育の重さですのでしかたありませんよ。
エサを与え、水をとりかえ、卵を産んで・・
発生を観察してくださいね。毎日、毎朝が基本です。
ディスカスのペアの子育てが続いております。
父親の体にくっついていた稚魚たちがいっせいに母親の体のほうへ
サササーーっと移動する光景はなんとも微笑ましいかぎりです。

ディスカス愛好家にとっては
それまでの管理の苦労がふっとぶ、至福の時間となることでしょう。

良いペアさえ得ることができれば
毎日のエサやり、毎日の観察、毎日の管理がより楽しくなりますね。
手積みだよ全員集合!と書いたステッカー(デザインはドリフのパロディ)を貼ったトラックの後ろにつけると思わず笑ってしまいます。ドリフ世代だからでしょうか。
ほかにも「最大積載量:会社次第」だとか「全長25m。死ぬ気で追い越せ。」
軽自動車なのに「競走馬輸送中」なんてステッカーも見受けられます。

先日は1200×450×450mmというガラス水槽を手積み・手おろししました。
楽勝じゃんと思われるかたもいらっしゃると思いますが、この水槽はガラス厚が10mmで重量は47kgだそうです。
ワクのある水槽ならば持ちやすくていいのですが、人気のフレームレス水槽!
これをひとりで、どしゃぶりの雨の中持ち上げますと・・、これがけっこう来るぅぅぅ。
しかもお客様のお宅が私道のいちばん奥で、車から遠い!
台車使えばいいじゃんと思われるかたもいらっしゃると思いますが、
枠のないオールガラス水槽なので、あんまり台車にのせたくはありません。
ふたりでいけばいいじゃんと思われるかたもいらっしゃると思いますが、こんな時代です。人が動けばお金がかかってしまいます。
ガッツだけでどりゃーっと運んできました。
頭をよぎったのが、手積みだよ!というフレーズでした。

そんな細い体のどこにそんな力があんの?
よく聞かれます。できないと思えばできないし、できるときめればできるもんです。
やるしかないわけですし、やるだけです。
自分の体をいじめるように鍛えるバドミントン部でよかった。
従業員はもちろん、無類の熱帯魚好き・金魚好きなわけであります。
閉店後、スタッフの一人が「魚、買っていいですか?(すくっていいですか?)」と言い出しました。
店長としては、「いつもその真剣さでお客様の魚もすくってさしあげてほしい!」と思います。スタッフは、きっといつもそうしているはずです。

魚を選ぶポイント。数ある中から、なぜその個体を選ぶのか?
この基準はきわめて重要であります。
たとえば金魚であるならば、その水槽の中で仮にコンテストをした場合、優勝の個体をすくう、またその選魚眼があるかどうか、ということが大事であります。

自宅で飼育しようかな!と思っていた個体が、営業中に売れてしまうことも少なくありません。うれしかったりかなしかったり・・・。早い者勝ちですから!!
どの個体がドラフト1位なのか?よく観察してみてください。
アクアライフ2011年6月号
アクアライフ2011年6月号が出ました。

特集:プレコまっしぐら!

最新情報から飼い方殖やし方まで、“吸い付きナマズ”プレコの
あれこれをお届けします

主な内容
プレコって何だ?
小型プレコ・コレクション
大型&個性派プレコ・コレクション
小型プレコを殖やしてみよう!
プレコ飼育に大切なこと
元気で健康なプレコを育てるために
シングー川の巨大ダムとプレコへの影響
愛好家訪問
上級者向け・ロイヤルプレコの飼育



●水草入門シリーズ
チドメグサの仲間

●今すぐ飼いたい!
小型エビ・セレクション11

●明るく照らせ!
小型水槽に“使える”照明カタログ

●復興支援チャリティ
春の金魚即売会in加須

●ピラニアレジェンド2
大型ピラニア類とその周辺雑記

●海水小特集
水槽サンゴ学ビギナーズ 第2回

●アクアってすばらしい!
アクアリウムと癒しの関係


● 銘魚拝見! ALショップレビュー
● ドワシク通信
● 観賞魚の病気対策
● ウロコは語る
● 一種類徹底飼育講座
● アクアメイルボックス
● アクアリウム歴史読本

…など連載多数!
定価880円です。
お店ではお問い合わせが多いので、当欄でもまとめておきます。

・どれがオスでどれがメスですか?
オスはメスより触角が長いです。オスはメスよりスマートなシルエットです。
メスは頭部、腹部に丸みがあります。100%確実な判断は抱卵ですね。

・メスは一生のうち、何回くらい抱卵しますか?
平均3回といったところです。5回抱卵した大きなメスをみたことがあります。

・メスはいくつの卵を持ちますか?
小さいメスが持つ卵は少なく、大きなメスが持つ卵は多いです。
平均20~30個といったところです。

・卵のふ化までにかかる日数は?
水温、水質など飼育環境によって前後するようですが、およそ一か月ほどです。
稚エビが目視で確認できるようになるまでにはある程度の時間がかかりますね。

・うまれてから繁殖可能になるまでどのくらいかかりますか?
オスは2~3か月、メスは3~4か月です。オス個体のほうが早く成熟し、メスを追いかける様子が観察により確認できます。

・繁殖させるのに最適な雌雄の割合は?
オス個体2~3匹に対してメス個体7~8匹という割合だと、繁殖を実感できると思います。
エビの世界には「爆殖」というキーワードがあるほどです。
1対1でも繁殖は可能ですが、このくらいの割合をおすすめしております。
お店は毎日のように水かえ作業があるのですが、
今日はハリキリ過ぎました。
水槽やお店がキレイになるのは良いのですが、
履いていたエアマックスがなんとウォーターマックスになって・・・。
これがなんとも気持ち悪い!

本当の水商売ですから、明日もしっかり水かえ作業します!
セレクト!
枝状の流木は魚たちの良い生活の場所となります。
写真の流木は横幅が45センチほどのもので、水草レイアウトにはたいへん良さそうです。
枝っぷりのよさというか、佇まいの良さというか、たくさん入荷した中から思わず手に取った1本です。
アク抜き作業の最初の段階で水に沈みにくいことが多いですが、
そんな苦労もアクアリウムの楽しみのひとつであります。

ラスボラエスペイ、
ラミーノーズ、
ポポンデッタフルカタ・・
泳がせる魚によってもいろいろな表情を見せてくれそうな流木だと思います。
水槽掃除をしたあと、きれいになった水槽の前で・・
腕組みをしてじっくり観察する派
1杯飲む派
水質測定のデータ派
ノートやパソコンを駆使する記録派

きれいになった水槽は、この趣味の醍醐味の部分です。
がんばって水かえしましょう!
昨年の記録的な猛暑で、水温上昇とたたかって
今回、東日本大震災を経験しました。

節電が要求される今夏、熱心なアクアリストは
「人が我慢するしかないか・・」と思案中のようです。

当サイトでもクーラーのSALEがはじまりました。
生き物たちに負担はかけられません。
ぜひ導入をご検討ください。

レッドビーシュリンプを殖やしたいのですが・・。
お店ではしばしば受ける質問です。

私は、ソイルの選択と定期的なミネラル補給が大事だと思っております。
おすすめのソイル、おすすめのミネラル補給アイテム、いつでも用意ができております。
みなさまのご来店をこころよりお待ちしております。

レッドビーシュリンプは成長の過程で脱皮をします。
この脱皮というのがエビにとっては生きるか死ぬかの境界線で、
古くなったカラを上手にぬぎすてられるようにしてあげる事が飼育者のつとめだと思います。
脱皮しやすい水質を提供し続けること、
脱皮後に襲われないように逃げて隠れることのできる場所を作ること、

きちんとできていればレッドビーシュリンプは確実に増えていきます。

優秀なオス、優秀なメスがいることも大事ですね。
酸欠に対して敏感なかたが多いです。
計画停電のときなど、たしかに乾電池式のエアーポンプがよく売れました。

本当に気をつけなくてはならないのは飼育環境内の二酸化炭素の飽和です。

エアーポンプでエアレーションをすると、連続して飼育水に含まれる二酸化炭素が水槽外に放出されます。
ブクブクの力は偉大なのであります。

水草を育てたい人が二酸化炭素の放出を防ぐために
密閉式の外部式フィルターを用い、
シャワーパイプの排水を水面下1cmに設定し、
さらに二酸化炭素を添加するのです。
水草育成水槽においてエアレーションをするのは消灯後、二酸化炭素添加が終わった直後から次の日の朝、照明がつき二酸化炭素の添加が始まるまで、が一応の理想です。


停電のとき、外部式フィルターが止まってしまうと、密閉式ゆえに
中のバクテリアが生きているかどうかが疑問となります。
いわゆるろ過バクテリアは酸素がないと活性化しません。
もし、ろ過槽内や配管内で酸素が消費され、二酸化炭素が飽和する!と考えるならば、
そのフィルターは一度あけて清掃しなければなりませんね。
外部式に限らず、どんなろ過器でも停止してしまえば機能を失います。

そんなときには水かえ?これは有効ですね!