見ちがえるほど美しくなる魚

貝を食べる魚として有名なアノマロクロミス・トーマシー。
お客様から「確かに貝はいなくなった」という声をいただくこともしばしばです。
「貝がいなくなったからエサを与えて育てていたら大きくなってキレイになってきたよ」
「卵を産んだよ」
というお客様も少なくありません。
トーマシーはシェラレオーネに分布するシクリッドです。近年は養殖個体が多いです。
小型ですがシクリッドですからテリトリー(縄張り)を主張することもあります。
赤、青、黄色が複雑に混じりあって美しく成長します。メタリックに輝く美しい魚になったときには、もう「貝を食べる魚」ではなく、水槽の主役になれる魅力的な魚です。
英名アフリカンピーコックシクリッドはダテじゃありません。
彼らの生息地は森林地帯を流れる小川でたいへんきれいな弱酸性の軟水です。ジュエルシクリッドやP.フミリスなどもみられるといいます。水温26℃。
水槽での飼育は特に難しいことはありません。
ショップで入手しやすい若い個体は雌雄判別が難しいのですが・・。
ペアさえそろえば人が見ている前でも産卵するほどです。
岩や流木が産卵床になることが多いです。
5cmほどの小さいメスでおよそ100個、大きなメスですと300個ほどの卵を産みます。
ぜひ繁殖に挑戦してみてください。
仕上がった個体は本当にキレイです☆
稚魚の育成はブラインシュリンプからスタートします。