飼育雑感

アレンカー系ディスカス、ブルーディスカスやブラウンディスカスは小魚が好き。
ネオンテトラやカージナルテトラ、ラミーノーズテトラなどをディスカスと混泳させると、
「そのうち小魚はいなくなってしまう」という状況に・・。
お店に立っておりましても、ディスカスのエサとして小さいネオンテトラをお買い求めになる愛好家がいらっしゃいます。

逆にグリーンディスカスは小魚はあまり好まず、小さなエビ類が大好き。
いま人気のシュリンプやヌマエビの類とグリーンディスカスがいっしょに生活できる時間は
「2秒~せいぜい1日」そんな感覚を持つことがあります。

毎日当たり前のように冷凍赤虫やハンバーグ、容器に入ったディスカスフードを与えますが、ディスカスの食生活とその遺伝などについて考えてみることも面白いと思います。
摂取した食物によって骨格が形成され、水流や外敵、生活スタイルなどの影響を受け体型がつくられていく。次世代に遺伝する。
また同様に食べたものによって、表面(体表の表現)にあらわれるメラニンや色、デザインなどがつくられる。
この仮説を裏づけるには、現地で採集した個体群の解剖を実施し、胃や腸の内容物を確認するということです。
胃の内容物などを確認した洋書はありますので一応の確認は取ることができますが
やはり自分の目で見てみたいです。


大自然の中で生活しているワイルド個体に対して
人が観賞の目的で作出した改良品種というディスカスがいます。
改良品種は、生まれたときからその命は人の手の中にあります。
与えられたエサによって、色、体型、表現、その生産者の特長はやはりでてきます。
そのブリーダーらしい個体が評価されやすいのです。

ディスカスは何を食べているか
僕は今日、何を食べるべきなのか
今日もがんばりましょう。