隔離

誰しも通るアクアの道、途中には病気とのたたかいもありますね。
白点病や細菌感染症などの場合、他の健常魚に病気がうつることがあるため、
「病魚を別容器に隔離する」ということが教科書的にいわれます。
生活していた水槽よりも小さい水槽に隔離されることが多いため、
水量の少なさに起因する水質悪化や、せまい空間での魚のストレスなどについて考えると、必ずしも隔離が正解ということにはならないのではないか?
と感じます。
本水槽が60cmの場合、隔離水槽は40~45cmで、飼育水まるごと引越しという条件なら、病魚のストレスは少ないと考えられます。
仮に本水槽が60cmで、30cmほどの水槽に隔離された個体は、いままでよりも生活しにくくなります。病気でコンディションを崩しているのに、生活は厳しくなる、これではちょっとかわいそう・・、そう思うのです。
水温、水質を変えることなく、別空間に移動、せめて魚にかかる負担は移動のストレスだけにしてあげたい、ということです。
隔離水槽にコストをかけない、かけ過ぎない、という気持ちはたいへんよく理解できるのですが・・・。
病気になってしまったけれど、そのままの水槽で元気に回復した!というケースは、決して少なくありません。
愛のある隔離、今日はこんな提案をしたいと思います。