一般に知られる魚病薬を、飼育水に溶かして病魚を薬浴させますと、水に溶けた薬は魚のエラから血液中に吸収され、各臓器へ運ばれ、薬としての効果を発揮します。
薬のエラからの吸収速度は、水温によって異なります。
水温によって薬の効果に違いが出てくるということになります。
一般に25~28℃くらいが薬の使用に適した水温です。
これから夏にかけてはあまり心配はいりません、むしろ冷却ファンなどで水温上昇対策の時期です。
秋・冬期はヒーターで水温を上げて治療することがあるのはこのためです。
水温を一定に保ってあげることの大切さをかみしめつつ。