横綱

会社の若者が金魚(らんちゅう)品評会の写真をみて
「横綱っていうのはないんですか?」といいました。
いいところに気がつきましたね!

らんちゅうの大関(おおぜき) とは
らんちゅうの品評会の番付の最高位の魚です。
東大関と西大関があり、東大関がナンバーワンです。
横綱は、秋の本大会で、三年連続で大関(東、西大関どちらでも可)に入賞したら、与えられる貴重な称号です。
日本らんちう協会の全国大会で、直近では、九州の木本道白氏の福観勝森という魚が、同協会第四代横綱に輝いた名魚です。日本らんちゅう協会全国大会の歴史上、「横綱」に認定されたらんちゅうは4匹のみ。初代「秀光」(若山忠雄氏)、2代目「武蔵」(新藤敬氏)、3代目「司」(物部光宏氏)、4代目「福観勝森」(大本道白氏)。4代目「福観勝森」は2002年に3年連続東大関という偉業を成し遂げ、認定された横綱です。

品評会の多くは相撲にならった順位が付けられます。最も優れた魚は「東大関」、次が「西大関」と続いていきます。最高位が横綱でないのは、絶対的に完璧な魚などおらず、金魚は進化し続けているという考えからといいます。

横綱(よこづな)は、大相撲の力士の格付け(番付)における最高位の称号であります。
語源的には、横綱だけが腰に締めることを許されている白麻製の綱の名称に由来します。
現行制度では横綱に降格はなく、現役引退によってのみその地位から降りる。従って、横綱になる力士はその地位にふさわしい品格と抜群の力量を要求される・・・。朝青龍のときに有名なフレーズとなりました。

現在の大相撲においては、横綱は、全ての力士を代表する存在であると同時に、神の依り代であることの証とされているそうです。それ故、横綱土俵入りは、病気・故障等の場合を除き、現役横綱の義務とされます。

もともと番付に横綱はなく、大関が最高位。横綱は称号だった!
現在でこそ横綱が最高位になっておりますが、横綱をしめた大関というのが本来の姿。
大関の中にあって抜群の品格と力量を認められたものが
「あなたは大相撲の神となったのです」ということで縄を締め、神事として土俵入りをする。

個人的な意見になりますが、万物の霊長たる人間が魚を神とするのはどうか、
また、驚くべき秀逸な個体が現れたときのために横綱の地位はあけておくべきではないか、
横綱という称号よりも協会の殿堂入りくらいにしておいたらどうか
などと思います。

問題はさらに脱線し、大相撲問題は依然として山積みです。
引退時に日本国籍でなかった横綱は朝青龍だけ。
国技だとすると横綱は日本人でなければ困るのでは?
白鵬も含めて、横綱昇進には日本国籍を有するもの、あるいは日本国籍を取得予定のものとしないといけないのではないか?
国技と名乗っているだけで、大相撲が国技であるという法令はない。国技館は日本相撲協会が管理運営している。

私は墨田区の病院でうまれましたが、両国国技館は、東京都墨田区横網(よこあみ)一丁目です。