鉄テスト

鉄テスト
pHやアンモニア、亜硝酸や硝酸塩値を測定するかたは多いけれど
鉄まではなかなか・・・といういかにもマニアックなアイテムに
鉄テストがあります。
水草愛好家には必需品だと思います。
水草の生長に必要な鉄分、鉄分を含む肥料は入れているけれど、
いま使っているこの肥料は調子よさそうだけど・・
具体的な数字は把握できていない
などという場合は測定してみると良いと思います。
水草は品種によって要求される鉄分が異なるわけですし、
育成難易度の高い品種はカンではなく、数値で管理してあげたいものです。

鉄分は、全ての水草にとって必要不可欠な栄養素のひとつです。
鉄分が少ないこと、あるいは多すぎることは魚や水草にとっては害となります。
どんな鉄分でも良いというわけではありません。水道水に含まれる鉄はやはり害となります。
水草の葉が黄色くなってしまうことなどは鉄不足が考えられます。
また、1.0mg/l以上の鉄分濃度が長期間続くことは生体にとって悪影響です。(水かえが必要です・・)
鉄分が少ない場合は鉄分を含む水草用肥料の添加が効果的です。
まずは飼育水の鉄分濃度を調査してみましょう。

写真はセラ社の鉄テストです。

試験管に飼育水を5mlとる
粉末試薬を入れる
液体試薬を入れる
試験管をよく振り、10分後に色を見る
カラーチャート比色する

0~0.25mg/lは栄養不足で、すぐに施肥が必要なレンジです。
水草の肥料を施したあとの、水草にとって理想的な鉄分濃度は0.5~1.0mg/lです。
1.0mg/l以上の濃度は鉄分が多すぎるレンジです。