死滅回遊魚

千葉県あたりにたどりついたいわゆる死滅回遊魚(観賞魚としての海水魚の仲間)はもう寒さに震え、助けを待っていると言っても過言ではない状況です。
潮溜まりの中で腹を上にしたり、横になったりしているチョウチョウやシマハギ、
オヤビッチャは既に力尽き、ヤドガリの餌食になって・・。とてもリアルです。
とある漁港では寒さで動きが悪くなり水面をヨロヨロと泳いでいたフウライの姿も。
温暖化で水温が下がることが遅れて、若干長く生きるようになったとは言えやはり水温低下で死んでいってしまう魚たち。
夜があける前、暗いうちからこれを採集し、水槽へ導入する愛好家さんたち、少なくありません。
房総の自然を、そして死滅回遊魚を観察し、それをふまえてマリンアクアリウムを楽しむ。
こんな水槽を見ると、考えさせられることが本当に多いのです。