流木のアク抜き

天然素材の流木はふたつと同じ形がありません。
気に入った流木を水槽に導入し、自然な雰囲気をかもし出すため
多くのアクアシーンで用いられてきております。
流木は水につけると、あくや茶ばみが出てしまいます。
そこでまずはあく抜き作業を行うわけです。
水を張ったバケツなどに流木をいれると、次の日にはウーロン茶のような茶色い水になります。この茶色の水を捨て、再び水道水を張り、茶ばみが出なくなるまで繰り返します。
水槽レイアウトに使ったり、ウィローモスやミクロソリウムといった水草を活着させたりといった作業はあく抜きが済んでから、ということになります。
1週間、2週間、色が出る流木もありますので、そのようなときにはあく抜き剤を使うとより早くアク抜きができます。

流木のあく抜き。白いパウダーを水といっしょにバケツに入れ、流木を沈めておくことで、およそ3日ほどで使用できる流木になります。
よく、熱湯を使ったり、鍋で流木を煮るということを耳にいたしますが、あまりおすすめしません。水槽の水温よりも高い温度にさらす必要はありません。
高温によって流木内部まで熱が伝わり、モノによってはタールのような成分が出続けたり、延々と茶ばみがでるものがあるためです。