東京都の浄水場でも送水停止 断水の影響なし 

東京都の浄水場でも送水停止 断水の影響なし ホルムアルデヒド
産経新聞 5月20日(日)12時48分配信

利根川水系の浄水場の水道水から有害物質のホルムアルデヒドが検出された問題で、東京都水道局は20日、同じ水系を使う三郷浄水場(埼玉県三郷市)で国の水質基準を超えたとして、同日午前から送水を停止したと発表した。都の浄水場で基準値超えが確認されたのは初めて。送水系統を金町浄水場(東京都葛飾区)などに変更したため、断水などの影響はないという。

水道局によると、同日午前5時、三郷浄水場で採取した水から基準値の1リットルあたり0・08ミリグラムを超える0・099ミリグラムのホルムアルデヒドを検出した。

各家庭に到達されるまでに他の浄水場の水と混合されるため、「水道水は基準値を下回り安全」と判断。ただ、排出源が特定されていないことなどから、念のため午前9時半に送水を停止した。

三郷浄水場の給水地域は足立、葛飾、江戸川、江東、墨田、台東、荒川の各区と北区の一部。