まずは優秀なペアを得よう!

P(親)  A魚・スネークスキン×B魚・普通種(ノーマルバーチカル)

というディスカスのペア。
スネークスキンとノーマルバーチカルとをかけ合わせで生まれる雑種第一代(F1)は、
スネークスキンの表現を持つ個体と普通種の表現を持つ個体が生まれることは少ないです。
両方の特徴をもつABタイプが多くうまれることが多いです。
スネークスキンがもつ反発的な遺伝子、遺伝の法則、両方を見ているようでたいへん興味深いです。
オリエンタルドリームという人気種はこうした延長から作出されたことを思うと、奥深い可能性を感じずにはいられません。

次のステップはうまれたこども世代のエース個体をもとの親とかけ合わせることになります。
バッククロスといわれます。
うまれたこども同士のかけ合わせも考えられます。
求める表現、求める形質をより固めることが目的です。

最初に親とした普通種がスポット系の親だとすると、
スポットや赤の表現を求める方向、
スネークスキンの表現を強める方向、
地肌に注目する方向、
スポット形質を強く美しく持ったスネークスキンタイプをインブリーディングしていく方向、
オリエンタルレッド、オリエンタルドリーム、こう名づけられた意味をかみしめましょう。