GEX観賞魚セミナー
2012年9月4日、新宿住友スカイルーム47階にて
GEX観賞魚セミナーが開催されました。(大阪は9月3日開催)
観賞魚メーカーであるGEXさんが主催する勉強会、はじめての試みとのことでしたが、
私も参加させていただきました。
午前の第一部が爬虫類セミナー、
午後の第二部が観賞魚セミナー。
観賞魚セミナーのほうが若干参加者は多かったようですが、いずれも100人以上の専門店のスタッフが集まりました。
注:前の席から詰めて着席といわれても後ろに座ってしまうのは学生時代からの習性です。
第一部・爬虫類セミナー
GEX社が推奨する爬虫類ブランドEXO・TERRA(エキゾテラ)よりエマニュエル・ヴァン・ヘーゲン氏が来日していらっしゃいました。まずはヘーゲン氏の講演から始まりました。
いきなり英語!返事も英語!
氏は、爬虫類が生息する原産地を訪れ、紫外線をはじめとする環境データを取り、それに基づき製品を開発するなど、うまれてからずっと「爬虫類のひと」であったと自負していらっしゃいます。
普段聞けないお話が聞けたことはたいへん貴重でありました。
プロショップのあり方として、飼育者のレベルに合った正しい、生の情報を飼育者に伝える、という認識を新たにいたしました。
すずき動物病院の獣医師・鈴木哲也先生から爬虫類の検疫と感染予防、という講義もしていただきました。先生も爬虫類マニアを自負していらっしゃるかたです。
飼育者としての視点、医師としての視点、ふたつの立場からわかりやすい解説でありました。
導入直後の爬虫類の死亡原因
1、流通過程による環境要因 温度、湿度、水分不足など
2、過密によるストレス 闘争
3、感染症(ウイルス 細菌 真菌など)
4、寄生虫症
検疫の実施
血液検査
駆虫
ヒョウモントカゲモドキのクリプトスポリジウム
フトアゴヒゲトカゲのアデノウイルス感染症、コクシジウム、イエローファンガスディジーズ
リクガメのヘルペス感染症
ヘビのパラミクソウイルス感染症
ボールパイソンの呼吸器感染症
ボア封入体病 ヘビエイズ
飼育者としての飼育経験、医師としての診察、手術の実際、たいへん聞きやすく、お話の上手な先生でした。
病気、疾患の生体映像はかわいそうなものが多いですが、1個体1個体と向き合って、なにをしてあげればよいのか、なにをどうすべきなのか、という認識を新たにいたしました。
お昼は48階のゴージャスな眺めで!
午後は観賞魚セミナーでした。
観賞魚飼育の脳波への好影響
会場には癒しのBGMが流れ、参加者からは脳が休み始めたときに現れるアルファ波、眠気を帯び始めたころに現れるシータ波、脳が休んでいるときに現れるデルタ波がでていました。zzz(冗談ですみんな真面目に耳を傾けておりましたとも)
癒しをテーマにした水槽、というジャンルは年々増えておりますし、リラックス効果を水槽に求めるという場面はこれからもっともっと増えそうです。
魚の体の仕組み
金魚はどうして海で生きることができないのか
という講義もいただきました。
東京大学大学院農学生命科学の金子豊二先生。
魚の浸透圧調整の仕組み
塩類と水の調節
魚類の塩分耐性
金魚にとって快適な水
海水魚にとって快適な水
カクレクマノミにとって快適な水
従来のアクアリウムの道とはまったく別の切り口でありました。
さすが日本の最高学府。先生の貴重な意見でありました。
学問、実験、研究、考察から結果を述べられましたが、魚はそんなことをされてうれしいのか、そして水槽で観賞魚を飼育するみなさまが同じ道を選ぶか、という疑問が少し残っております。
人気のLEDの勉強会が始まりました。
蛍光灯と比べて約4倍の長寿命、約半分から三分の一の消費電力。
熱線は含まず、アクアリウムにLEDを使ってみたいという使用意向率82パーセントのLED照明。
GEXのマーケティングです。今後リリース予定のニューアイテムがバンバンでてきて。
秋から来年まで目白押しです新製品。
あっという間に日が暮れて、丸一日の勉強会が終了しました。
本日学ばせていただいたことは、お店で生かすよう精進いたします 。
GEX観賞魚セミナーが開催されました。(大阪は9月3日開催)
観賞魚メーカーであるGEXさんが主催する勉強会、はじめての試みとのことでしたが、
私も参加させていただきました。
午前の第一部が爬虫類セミナー、
午後の第二部が観賞魚セミナー。
観賞魚セミナーのほうが若干参加者は多かったようですが、いずれも100人以上の専門店のスタッフが集まりました。
注:前の席から詰めて着席といわれても後ろに座ってしまうのは学生時代からの習性です。
第一部・爬虫類セミナー
GEX社が推奨する爬虫類ブランドEXO・TERRA(エキゾテラ)よりエマニュエル・ヴァン・ヘーゲン氏が来日していらっしゃいました。まずはヘーゲン氏の講演から始まりました。
いきなり英語!返事も英語!
氏は、爬虫類が生息する原産地を訪れ、紫外線をはじめとする環境データを取り、それに基づき製品を開発するなど、うまれてからずっと「爬虫類のひと」であったと自負していらっしゃいます。
普段聞けないお話が聞けたことはたいへん貴重でありました。
プロショップのあり方として、飼育者のレベルに合った正しい、生の情報を飼育者に伝える、という認識を新たにいたしました。
すずき動物病院の獣医師・鈴木哲也先生から爬虫類の検疫と感染予防、という講義もしていただきました。先生も爬虫類マニアを自負していらっしゃるかたです。
飼育者としての視点、医師としての視点、ふたつの立場からわかりやすい解説でありました。
導入直後の爬虫類の死亡原因
1、流通過程による環境要因 温度、湿度、水分不足など
2、過密によるストレス 闘争
3、感染症(ウイルス 細菌 真菌など)
4、寄生虫症
検疫の実施
血液検査
駆虫
ヒョウモントカゲモドキのクリプトスポリジウム
フトアゴヒゲトカゲのアデノウイルス感染症、コクシジウム、イエローファンガスディジーズ
リクガメのヘルペス感染症
ヘビのパラミクソウイルス感染症
ボールパイソンの呼吸器感染症
ボア封入体病 ヘビエイズ
飼育者としての飼育経験、医師としての診察、手術の実際、たいへん聞きやすく、お話の上手な先生でした。
病気、疾患の生体映像はかわいそうなものが多いですが、1個体1個体と向き合って、なにをしてあげればよいのか、なにをどうすべきなのか、という認識を新たにいたしました。
お昼は48階のゴージャスな眺めで!
午後は観賞魚セミナーでした。
観賞魚飼育の脳波への好影響
会場には癒しのBGMが流れ、参加者からは脳が休み始めたときに現れるアルファ波、眠気を帯び始めたころに現れるシータ波、脳が休んでいるときに現れるデルタ波がでていました。zzz(冗談ですみんな真面目に耳を傾けておりましたとも)
癒しをテーマにした水槽、というジャンルは年々増えておりますし、リラックス効果を水槽に求めるという場面はこれからもっともっと増えそうです。
魚の体の仕組み
金魚はどうして海で生きることができないのか
という講義もいただきました。
東京大学大学院農学生命科学の金子豊二先生。
魚の浸透圧調整の仕組み
塩類と水の調節
魚類の塩分耐性
金魚にとって快適な水
海水魚にとって快適な水
カクレクマノミにとって快適な水
従来のアクアリウムの道とはまったく別の切り口でありました。
さすが日本の最高学府。先生の貴重な意見でありました。
学問、実験、研究、考察から結果を述べられましたが、魚はそんなことをされてうれしいのか、そして水槽で観賞魚を飼育するみなさまが同じ道を選ぶか、という疑問が少し残っております。
人気のLEDの勉強会が始まりました。
蛍光灯と比べて約4倍の長寿命、約半分から三分の一の消費電力。
熱線は含まず、アクアリウムにLEDを使ってみたいという使用意向率82パーセントのLED照明。
GEXのマーケティングです。今後リリース予定のニューアイテムがバンバンでてきて。
秋から来年まで目白押しです新製品。
あっという間に日が暮れて、丸一日の勉強会が終了しました。
本日学ばせていただいたことは、お店で生かすよう精進いたします 。