金魚の鼻

金魚の鼻は人間とは違い、口腔とはつながっていません。
呼吸にはかかわりがなく、におい専門の器官であります。
鼻は左右一対あり、それぞれその前後に一対の鼻腔があるので、鼻の穴は4つあります。
前鼻腔から水が入り、後鼻孔から抜ける仕組みになっていて、このあいだにある嗅細胞でにおいを察知します。
金魚の嗅覚は実験から、ヒトの百万倍といわれる犬にも匹敵することがわかっており、
とくにアミノ酸を敏感に嗅ぎわけるほか、繁殖時のフェロモンをキャッチしたり仲間と外敵を識別するといったことにも役立っています。

各メーカーからリリースされている金魚用飼料の原材料をみると必ず「アミノ酸」の表記があります。
各メーカーはより良いエサの開発のため
エサの嗜好性・集魚力や消化吸収、成長面、水質面など多くの視点から実験を行ってくれておりますので、
わたしたちは安心して給餌の時間を楽しめるわけです。

よく食べる
よく太る
よく色が揚がる
フンが少ない
金魚が喜んで集まってきて喜んで食べる
金魚の鼻は高性能センサー。エサで金魚は騙せません。
今日は金魚の鼻に注目してみました。