メダカのお話 5

魚類には黒色素胞(メラノフォア)、赤色素胞(エリスロフォア)、黄色素胞(キサントフォア)、白色素胞(ロイコフォア)、虹色素胞(イリドフォア)の5種類の色素胞があることが知られています。

ヒメダカ
遺伝子型ではbbRRと表されます。BBRRが野生のメダカの体色です。
野生のメダカの体色から黒色素胞(メラノフォア)が欠如したことでオレンジ色の体色となっています。

白メダカ
黒色素胞(メラノフォア)、黄色素胞(キサントフォア)、両方が欠如したものが白メダカです。

青メダカ
野生のメダカから黄色素胞(キサントフォア)が欠如した遺伝子型を持ちます。青みがかって見える改良品種です。


色揚げ用のエサはアスタキサンチン含有量が多いです。魚の赤を美しくします。
ヒメダカに与えるとオレンジ色を鮮やかにすることができます。
ヒメダカは赤色素胞(エリスロフォア)を持たないので赤色がきれいになるのではなく、黄色素胞にエサが効果的に働くわけです。