南米代表
サッカーワールドカップが盛り上がっていますね。みなさま連日・寝不足のようです。
ブラジルをはじめとする南米のサッカー強豪国は熱帯魚の故郷でもあります。
また、W杯で破竹の勢いをみせるドイツもホビーとしての熱帯魚飼育がたいへん盛んな観賞魚先進国です。
さて、今日は南米代表について考えてみましょう。
ネオンテトラに代表されるカラシンの楽しみ方はたくさんあります。
①群泳美。なんといっても、数多くの魚達が、群れをなしていっせいに泳ぐ水景は見事です。ネオンテトラやカージナルテトラ、ラミーノーズの群泳に憧れる人も多いでしょう。
②混泳美。おとなしい性質の魚種が多いですから、ひどいケンカは起こりません。ときどきの縄張り争いも、タンクメイト同士がお互いを引き立てあう「美しき闘争」です。
③水草レイアウト。「水草多め魚少なめ」も良いですし「水草少なめ魚多め」も魅力的です。自分だけの自慢の水槽づくりがレイアウトの醍醐味です。
④飼い込むことによって仕上がっていく魚が見せる「滲み出す」ような色彩美。現在では優秀な飼料も多く、バラエティに富んだメニューで、誰にも負けない自分だけの綺麗な魚に仕上げましょう。
⑤繁殖期のオスの体側誇示。サカナ人生の最高の瞬間、まさに「美しき闘争」です。ブラックファントムをはじめとしたファントム類(レッドファントム、イエローファントム、ロバーティテトラ等)が特に見事ですが、渋いところでは、シルバーチップやペンシルフィッシュ類の体側誇示・ランデブーも、かなり見ごたえがあります。
⑥産地別レイアウト。はるかアマゾン河に思いを馳せ、自宅にアマゾン河を切り取ってきたい!灼熱の大河に逞しく生きる魚達の故郷を再現したい!我が家の水槽に無限の可能性を感じてください!南米原産の魚と水草だけを使用するのがルールです。
⑦珍カラ収集。コレクション性もホビーとしてワクワクするものです。煌びやかなプラチナ個体、イレギュラーの混じりモノ、新種‥。あなただけの1匹を見つけて大切に飼育して下さい。
カラシンを飼育する際、特に意識していただきたいことは、④に挙げた、魚を『仕上げる』ということです。飼い込む、成熟させる、と表現してもいいかもしれません。魚達に最高の環境を提供し、飼い込むことによって、『仕上がった』1匹、1種に出会っていただきたいのです。販売されているテトラ達は多くの場合、若くて小さなサイズです。その未成魚が順調に仕上がり、ある日、成熟した魚しか持ちえない美しさを見せてくれた時の喜びは、言葉では言い尽くせないほどのものです。
私の場合その喜びは、ブラックファントムが体側誇示をする最高潮の瞬間を見た時、一見地味なプルッカーのじわっと滲み出すようなメタリックイエローに気づいた時、グリーンファイヤーテトラがまるで別の魚のように目をみはるエメラルドグリーンに輝いた時、グローライトテトラのヒレが白く美しく張ってきた時であったりしました。
もちろん百花繚乱カラシンたちの魅力は尽きず、ハチェットとペンシルの水槽は時間がゆっくりと流れる空間を作ってくれますし、エンペラーテトラが皇帝と名付けられたことに納得する瞬間にも出会っていただきたいものです。珈琲とジャズが似合うのもカラシンのいいところです。
お店で販売されているカラシンたちは、若くて小さいものが多いです。ほかの魚種に比べて個体間にクオリティの差が少ないのも良いところで、どの個体にも将来性があり、素晴らしいポテンシャルを秘めていると言えます。
どうか皆さんも、「俺の魚」「私の魚」と言い切れる1匹を仕上げることにトライしてみて下さい。初心者の方でも自分だけの1匹が仕上がる頃には、熱帯魚飼育のノウハウも身につき、次に仕上げたい一種もおのずと見つかっていることでしょう。
ブラジルをはじめとする南米のサッカー強豪国は熱帯魚の故郷でもあります。
また、W杯で破竹の勢いをみせるドイツもホビーとしての熱帯魚飼育がたいへん盛んな観賞魚先進国です。
さて、今日は南米代表について考えてみましょう。
ネオンテトラに代表されるカラシンの楽しみ方はたくさんあります。
①群泳美。なんといっても、数多くの魚達が、群れをなしていっせいに泳ぐ水景は見事です。ネオンテトラやカージナルテトラ、ラミーノーズの群泳に憧れる人も多いでしょう。
②混泳美。おとなしい性質の魚種が多いですから、ひどいケンカは起こりません。ときどきの縄張り争いも、タンクメイト同士がお互いを引き立てあう「美しき闘争」です。
③水草レイアウト。「水草多め魚少なめ」も良いですし「水草少なめ魚多め」も魅力的です。自分だけの自慢の水槽づくりがレイアウトの醍醐味です。
④飼い込むことによって仕上がっていく魚が見せる「滲み出す」ような色彩美。現在では優秀な飼料も多く、バラエティに富んだメニューで、誰にも負けない自分だけの綺麗な魚に仕上げましょう。
⑤繁殖期のオスの体側誇示。サカナ人生の最高の瞬間、まさに「美しき闘争」です。ブラックファントムをはじめとしたファントム類(レッドファントム、イエローファントム、ロバーティテトラ等)が特に見事ですが、渋いところでは、シルバーチップやペンシルフィッシュ類の体側誇示・ランデブーも、かなり見ごたえがあります。
⑥産地別レイアウト。はるかアマゾン河に思いを馳せ、自宅にアマゾン河を切り取ってきたい!灼熱の大河に逞しく生きる魚達の故郷を再現したい!我が家の水槽に無限の可能性を感じてください!南米原産の魚と水草だけを使用するのがルールです。
⑦珍カラ収集。コレクション性もホビーとしてワクワクするものです。煌びやかなプラチナ個体、イレギュラーの混じりモノ、新種‥。あなただけの1匹を見つけて大切に飼育して下さい。
カラシンを飼育する際、特に意識していただきたいことは、④に挙げた、魚を『仕上げる』ということです。飼い込む、成熟させる、と表現してもいいかもしれません。魚達に最高の環境を提供し、飼い込むことによって、『仕上がった』1匹、1種に出会っていただきたいのです。販売されているテトラ達は多くの場合、若くて小さなサイズです。その未成魚が順調に仕上がり、ある日、成熟した魚しか持ちえない美しさを見せてくれた時の喜びは、言葉では言い尽くせないほどのものです。
私の場合その喜びは、ブラックファントムが体側誇示をする最高潮の瞬間を見た時、一見地味なプルッカーのじわっと滲み出すようなメタリックイエローに気づいた時、グリーンファイヤーテトラがまるで別の魚のように目をみはるエメラルドグリーンに輝いた時、グローライトテトラのヒレが白く美しく張ってきた時であったりしました。
もちろん百花繚乱カラシンたちの魅力は尽きず、ハチェットとペンシルの水槽は時間がゆっくりと流れる空間を作ってくれますし、エンペラーテトラが皇帝と名付けられたことに納得する瞬間にも出会っていただきたいものです。珈琲とジャズが似合うのもカラシンのいいところです。
お店で販売されているカラシンたちは、若くて小さいものが多いです。ほかの魚種に比べて個体間にクオリティの差が少ないのも良いところで、どの個体にも将来性があり、素晴らしいポテンシャルを秘めていると言えます。
どうか皆さんも、「俺の魚」「私の魚」と言い切れる1匹を仕上げることにトライしてみて下さい。初心者の方でも自分だけの1匹が仕上がる頃には、熱帯魚飼育のノウハウも身につき、次に仕上げたい一種もおのずと見つかっていることでしょう。