店長日記

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水槽で暮らす生き物たちにとって、盆・暮れ・正月など人間の都合は関係ありません。
変わらぬ管理で良好な環境を提供してあげたいものです。
正月だからといって犬の散歩をさぼる人はいないでしょう。
エサやり、水かえ、しっかり管理してあげたいものです。
今年も魚年です。
すばらしい美魚と出会えますように。
観賞魚用の電気製品、ライト、ヒーター、ポンプ、殺菌灯などのプラグ、及びプラグ・コンセントまわり、キレイに清掃しましょう。

ホコリや汚れ、海水水槽の塩だれなどは発火の原因となります。
かたくしぼった雑巾で拭くなどして気持ちよく新年をお迎えください。
店長!大問題が発生したよ!
お客様がお店に飛び込んでいらっしゃいました。
飼育のベテランで常連さんです・・いったいどんな問題が?

家の給湯器がこわれた!!!!!
お湯が使えなくなった!というのです。
この方のお部屋には1800、1500クラスの大型水槽がひしめきあっています。
90cm水槽はもはや小型水槽!という豪腕アクアリストです。

さて、風呂は銭湯にいけばいいとして・・問題は水かえです。
何トンもの水が必要です!
リザーブ水槽にヒーターを入れてまわしておいても全然足りません!
手軽に(?)できるのは新水をビニール袋に入れて浮かべておき、同じ水温にしたところで水かえ!です。いくつもの袋が必要ですね!!
10リットルのほどのお湯を鍋に沸かして冷たい水道水と混合?うーん、日が暮れてしまいそうです。いやーたいへんですよ!修理のかたが来てくれるのはは来年だそうですから!!
自然な雰囲気を演出するため、魚を落ち着かせるため、水草を植えるため、レイアウトするため、デコレーションするため、水槽環境を演出するために今日ではじつに多くの種類の底砂がある。
今回はアクアリウムのファーストマテリアル、底砂についてナビゲーションしていこう。
まずは代表的な底砂をみてみましょう。

■大磯
金魚に、メダカに、熱帯魚に、水草に古くから多く使われてきたいわゆる水槽の砂利である。
以前は神奈川県の大磯海岸で採集されていたのであるが、現在市販されているものはフィリピンなどから輸入されたものである。全体的に黒っぽい印象を受けるがサンゴや貝殻などが混じることもあるため新品の使い始めはpHが若干上がる。pHを上げると思われる粒子を取り除く愛好家も多い。溶けきるのを待つ場合は水質に影響を及ぼさなくなるまでに3ヶ月から1年ほどの期間が必要と思われる。
水槽セット初期に水道水を使う場合、水道水に溶け込んでいたCO2が水槽外に逃げることでpHは上がる(東京のpH7.0の水道を24時間汲み置くと7.3ほどに、24時間エアレーションするとさらにCO2は逃げやすくなり7.4~7.6の水になる)。ここに新品の大磯を入れるとさらにpHが上昇する可能性があり、書籍やショップにおいて丈夫で飼育しやすいとされる一般種には向かない環境になってしまうので注意が必要である。
使い込んだ大磯はきわめて安定した環境づくりに適していて一生ものといえるアイテムとなる。リセットするときにガシガシ洗いすぎて粒子の表面を削らないように注意すればOKである。

■ケイ砂
底砂としては金魚、メダカ、グッピーなどに用いられる。飼育水の極端な酸性化をおさえる効果が期待できるためである。使い始めの大磯より水槽の水をアルカリに傾ける度合いが強い。細かい目のケイ砂は明るい光線のもとではキラキラと輝くので川魚などにもおすすめである。粗い目のもの(7厘とか1分などと呼ばれる)は古くからろ過材としても使われている。大型集中ろ過槽や池、上部式フィルターなどで多く見られる。

■サンゴ砂
海水魚やアフリカ湖産シクリッドなどに広く使用されている。パウダー状の細かい目のものから小石サイズの粗い目のものまで多くの粒サイズがある。サンゴ砂を敷いた水槽にサンゴ岩やライブロックをレイアウトするのは定番中の定番となっている。
粗目のものはろ過材としても使用される。海水やアフリカンシクリッドだけでなく、セット後、時間が経過して飼育水の酸性化がすすんだ際に使用していたろ過材の一部をサンゴ砂に交換することで酸性化を抑える使い方もある。成分が溶け出すことによってアルカリになるのだ。使用する量によってアルカリに傾ける力が強くなるのでPh値を測定しながら少しずつ導入する。

■ソイル
観賞魚の水槽に土を敷く。ソイル系底砂の登場以前は、土では水が濁るため観賞には不向きとされてきた。ソイル系底砂は、土を粒状化し加熱することで水中でも崩れにくいという性質を持っている。それまでのタブーを乗り越えたのだ。そしてなおかつpHと硬度を下げる効果をもつため、弱酸性の軟水が飛躍的に作りやすくなったのだ。
水草育成、ビーシュリンプ、アピストグラマなど魅惑のアクアシーンの演出には欠かせないアイテムとなった。基本的に水を張る前の水槽に敷き、静かに水を張っていく。

■ガーネットサンド
ポリプテルス、エイ、アジアアロワナなど大きさや、優雅さや、迫力あるパフォーマンスを見せる仲間たちに多く用いられる人気の砂である。比重が3.9~4.1の天然の鉱石である。粒子自体が非常に重く、沈む性質が強い。底床近辺でダイナミックな動きをする彼らが砂を舞い上げても散らばらず、すぐにもとのコンディションに戻るのがポイントだ。光を反射して彼らの色彩や動きを美しく演出するのでオススメである。薄めに敷くのが一般的で、4cm、5cmと厚く敷いてしまっては通気性、通水性を損なう。重さで底床がギュっとしまってしまうのだ。水草育成には不向きである。

■カラーサンド
底砂は数多くのメーカーが競って製品をリリースしていてどれにしようか目移りする場面が多いと思う。水槽内を明るく飾るのに適したおしゃれなカラーサンドも人気である。メーカーや製品によって多少品質は異なると思われるが、水質に与える影響は少ないものが多い。天然の石英砂をベースに生体に無害な着色成分によって焼成処理がなされていて、色の剥離や色落ちがなく、長期にわたって使用できる。観賞魚のイベントやショップのデモ水槽などではカラーサンドを効果的に使ったジオラマ仕立ての水槽などを見ることができるだろう。使い方は自由で、創作意欲が湧くアイテムだと思う。

■川砂
数百年、数千年ものあいだ、川で洗われ続けた天然の川砂も人気が高い。そのほとんどが石英である。川魚、コリドラス、小型カラシンやコイ、メダカの仲間など幅広く使われている。蛍光灯でもきれいであるが、メタルハライドランプの明るい光線のもとだとよりいっそうキラキラ感が演出できる。

■機能をもつ底砂の類
コケが発生しにくい、白濁りを解消、ニオイも吸着、ミネラル溶出、水がピカピカ、バクテリアがたくさん住み着く、など魅力的な殺し文句で多くの機能をもつ底砂もリリースされている。時間の経過に伴って機能が低下するものに関しては定期的な交換が必要である。上手に利用する愛好家も多い。

★底砂の選び方
やはり水槽に何を入れるかによって底砂を選んであげたい。そこに生活する生き物のことを第一に考えた底床づくりをしよう。選ぶときのポイントは以下のようなことがあると思う。
☆見た目
パッケージの印象と、底砂が実際に水にぬれたときの印象がことなるものがあるので、見た目の好みは自分の目で確認しよう。
☆水質
例えばソイルは、原料となる土に含まれる腐食酸が水槽内で有効に作用し、弱酸性の軟水という環境が作りやすい。製品の説明書やショップの説明で大体のところは予想できるとは思う。底砂が影響するのは主にpHと硬度であり、どのように変化するのか、どれくらい影響するかは自分で測定し確認したい。水質に影響を及ぼす底砂においてカギとなる時期は、セット初期、セット後1ヶ月、セット後3ヶ月、セット後1年であろう。水質は毎日測定するにこしたことはない。
☆粒の大きさ
限られた空間の中で生活する生き物にとってストレスとなったり、寿命を縮めてしまったりするのが、底砂が細かすぎる場合や、粗すぎる場合である。お店に立っていてよく耳にするのがコリドラスの底砂(細かすぎると目詰まりがはやく、粗すぎるとヒゲがいたむ。)、水草育成の底砂(粗すぎると根が張れない。一部の水草はソイルのほうが成長が良い。)、海水の底砂(厚く敷くと見た目がよくなく、粒子のあいだにガスがたまるなど。)、金魚やプレコの底砂(生体のフンの目詰まりなど)である。どのような管理で清潔な状態を保てるか、適する粒の大きさは慎重に吟味していただきたい。
☆底砂とライトのマッチング
底砂は照明の種類によって全く異なった印象になる。蛍光灯、メタルハライドランプ、水銀灯などランプの色によって、あるいはランプの組み合わせによって変わるので、一番良好なところを探そう。例えば茶色っぽい底砂は、赤系ランプの下だと褐色が強く映り、白色ランプの下だと明るく少し色が抜けたように映る。
☆底砂とバックスクリーンのマッチング
バックスクリーンとの組み合わせも吟味しよう。黒、白、グレー、青、スケルトン、写真など。やはり似合う組み合わせとそうでない組み合わせがあると思う。
☆魚の見え方
生き物たちの見え方も大きく影響する。例えばディスカスやフラワーホーンに黒い砂を敷いてしまうと魚は黒っぽく見えてしまうので、褐色や白めのものが好まれる。
赤っぽい底砂に赤を美しく見せるランプをつけ、赤い魚を泳がせると、それはそれは赤い水景となる。水槽の前に立つ人の顔までも赤く見えるほどである。人気のレッドビーシュリンプは黒っぽいソイルでも良いが、掛け戻しのための黒いビーシュリンプには黒よりも茶色、褐色のもののほうが観察しやすいであろう。
☆敷き方・遊び方
水槽の奥にいくほど底床を厚くする手法は一般化したようだ。自然に傾斜させたり、流木やセパレーターを挟んで奥を高くする。水草を植え込むとキレイにみえるし、奥行に広がりが出る。手前が厚いと見た目が重い。
レイアウトにおいては水槽セット時に水草植栽ブロックごと、エリアごとに異なる底砂を分けて敷く方法も良い。ジオラマ仕立てのものは青いカラーサンドを川に見立てたりするため、やはりセパレートして敷く。
一種類の底砂を均一に敷いた場合は底砂クリーナーを使って清潔に管理できる。

★底砂交換について 
ソイル系底砂はおよそ1年で新しいものと交換が必要である。時間の経過と共に粒子が砕けてきて泥状になる。底床内で活躍する有効な微生物にも酸素が必要であり、泥のように細かい粒子の底床では通気性と通水性が不足するのだ。ソイルを敷いた水槽から水を抜く際、底砂クリーナーをソイルの表面すれすれのツラに持っていき、老廃物を積極的に除去し良好な期間を長くする方法も一般化したようだ。
砂利は底砂クリーナーを使うことやリセット(洗いなおし)によって通気性と通水性が保たれ再びスタートできる。細かい粒子のものほどこまめな管理をするべきであり、敷きっぱなしはよくない。

(鉄則1)底砂は清潔に保とう
敵は魚の排泄物、エサの残り、枯れ葉、蓄積した老廃物などである。積極的に除去しよう。
「ろ過槽が良ければ水槽良し、ろ過槽がダメなら水槽ダメ」と直結して、底砂良ければ水槽良し、底砂ダメなら水槽ダメ。である。
(鉄則2)レイアウトを楽しもう
レイアウトの土台となるのが底砂である。通気性、通水性を確保し、しっかりした基礎を築こう。
(鉄則3)底床内の温度もチェックしよう。
底床内にも微生物は生活する。敷きっぱなしの冷たい底砂よりは底面プレートや保温器具を使った動きのある底床づくりも一考に値する。
ここへきて寒いですね。あの猛暑はどこへいったのでしょうか?みなさまあんなに一生懸命水温管理をしたのに!
昨日の日曜日は水槽掃除!というお客様が目立ちました。
ランプ交換、ボンベの補給、スペアの用意、消耗品の補充、お店で特売としたアイテムもお買い上げいただきました。ありがとうございます。

年賀状のこの時期、毎年おもうこと・・・観賞魚にたずさわっておりますと、毎年魚年なのであります。
うさぎ年?いや、魚年です!すばらしい美魚に出会い、美しい水景を楽しみたいですね!
お客様よりこんな質問を受けました。
「ヒーターの白い発熱部にシールが貼ってありますよね。ヒーターを購入するたび毎回剥がしています。ベタベタになるので根性でツルツルにしてから使っています。もしかして剥がさないで使うんですか?」

はい、私は剥がしたことありません!シールが害になったと考えたこともありません。
でも根性で剥がしてツルツルになるのならばそのほうが良いですね!
現在では考えられないことですが、第二次世界大戦中、英語は敵性語と呼ばれていっさい使用禁止になったときがありました。
魚の英名もだめということで、グッピーをニジメダカ、ソードテールをツルギメダカ、エンゼルフィッシュをテンシギョといったそうです。
野球のストライクは良い球、ボールは悪い球という徹底ぶりだったようです。

名前って・・大事ですね。
熱帯魚はラテン語の正式な学名のほかに和名があったり、流通名があったり、英名で呼ばれたりして親しまれておりますが・・・・テンシギョって・・・
アフリカゾウは1種類ではなく2種類存在することが米ハーバード大などの研究で明らかになったそうです。
研究にはハーバード大のほかに、米イリノイ大と英ヨーク大のチームが参加したとのこと。

研究は遺伝子配列解明技術を用いて進められ、アフリカの草原に生息するサバンナゾウと熱帯林に生息する森林ゾウは、別の種であると結論付けた。科学者の間では長年、同種類と考えられてきた。

今回の研究に参加したイリノイ大のアルフレッド・ローカ氏は、「サバンナゾウと森林ゾウはかなり遠縁の関係で、単なる亜種でも同種の個体群でもないことを、研究結果は示している」と指摘している。

研究チームは、現代のアフリカゾウとアジアゾウの遺伝子、絶滅した2種であるアジアのマンモスと米国に生息していたマストドンの遺伝子を相互比較した。

ローカ氏は電話インタビューで、「森林ゾウとサバンナゾウの遺伝子は、マンモスとアジアゾウの遺伝子が異なるのと同様に、相違があると証明された」と話した。

サバンナゾウの体重は森林ゾウの約2倍で6―7トン。身長は約3.5メートルで、森林ゾウより1メートルほど高い。

この体格的な違いにもかかわらず、科学者はサバンナゾウと森林ゾウが交尾を行い子孫を残していることからも、同種類の2個体群と認識していた。
しばしば問い合わせを受けます。
テスターで測定できる項目については以下の数値を案内しております。
水温28~30℃
pH6~6.8
GH5
KH2
導電率150~250マイクロジーメンス
数値を測定しないのもダメ
数値に振り回されるのもダメ
というスタンスで!
この時期、お店に立っておりますと、「年末年始の営業」について聞かれることが多いです。
大晦日は1年のうちでもっとも独特な雰囲気での営業となります。
みなさま美しい水槽で新年を迎えますので、水槽管理や修正、新年の用意などで、お店はたいへん活発です。

水槽で暮らす生きものたちには年末年始は関係ありません。
こんなときこそ、じっくり観察、考察してみてはいかがでしょうか。
Marine AQUARIST No.58
保存版 アクアリウムのサンゴ図鑑

CORAL ATLAS 430+α


月刊アクアライフ1月号増刊 Marine AQUARIST No.58が出ました。

好評を博したNo.50「アクアリウムの海水魚図鑑」に続く、サンゴ版のカタログ号です。1冊丸ごとサンゴ図鑑となる保存版で、ハードコーラル、ソフトコーラル、その他無脊椎動物を網羅し、水槽飼育の観点からわかりやすく分類。
気になったサンゴがすぐに調べられます! 

定価1280円です。
環境省のレッドリストで「絶滅」種に指定されている日本固有の淡水魚「クニマス」(サケ科)が富士河口湖町の西湖で生息していることが15日明らかになり、地元の西湖漁協は報道陣からの問い合わせに追われた。三浦保明組合長(61)は「昔から黒っぽいヒメマスがいて、クロマスと呼んでいた。まさかクニマスとは、誰一人思っていなかった。大変なお宝をいただいた」と満面の笑みを浮かべていた。

京都大の中坊徹次教授(魚類学)らが今春、調査に訪れ、同漁協が網にかかった黒っぽいマスを渡した。中坊教授らは、えらや消化器官の構造などを分析し、クニマスと確認した。三浦組合長によると、西湖北岸数カ所に生息し、1回の刺し網の漁獲量の3分の1を占めることもあるという。

クニマスの成魚は約30センチ。秋田県の田沢湖にだけ生息する固有種。1940年ごろ、田沢湖に強酸性の水が入り、死滅したとされていた。同漁協には35年、田沢湖からクニマスの卵が10万粒送られた記録が残っている。

三浦組合長は「クニマスが綿々と生きていたとは知らなかった。西湖を誇りに思う。今後は乱獲対策などをきちんとしたい」と話した。今月末まで解禁のヒメマス釣りは予定通り行う。

中坊教授によると、同教授からクニマスの絵を描くよう依頼された知人でタレントのさかなクン(東京海洋大客員准教授)が、西湖で捕獲された黒っぽいマスを持ち込んだのがきっかけ。

改めて捕獲したマスを3~4月に解剖したところ、体の色だけでなく、胃にある指状の器官の数やえらの形の特徴などが、記録に残っていたクニマスと一致した。西湖のマスは形などが似ているヒメマスの亜種とされていたが、遺伝子分析を行うと遺伝子型が違っていた。

クニマスは田沢湖だけに生息していた固有種で、成魚は全長約30センチ。35年ごろ、田沢湖から卵10万個が西湖と、近くの本栖湖に移されたという記録があり、中坊教授は「その時、生まれたクニマスが生き残っていたのではないか」と話している。
海水魚
木曜日は海水魚たちが到着します。
今日はマニラ便です。
トロピカルムード満点なのですが、今朝の東京、寒い寒い!空気が「キーン」と張りつめておりました。
自宅の水槽で海の世界を再現してみませんか?
いろいろな景色がありますね。熱帯の海、近海の海中、サンゴの世界・・。
大人気映画ニモの世界に取り組む人も少なくありません。
今日は海の日です。
今日の1枚
クラゲに癒されるかたはかなり多いようです。
水槽に吸い込まれるかのように、
時がゆったりと流れるかのように。
神経系を持つようになった最初の生き物です。
沈下性の粒状のエサとフレークタイプのエサを比較すると(メーカーにもよりますが)4倍ちかく体積が異なる事があります。
たとえば・・
フレークフードと粒状フード、ペレットフード、クランブルフードなどを併用している場合や、
これまでフレークを使用していて粒タイプに変える場合などは、
同じ量与えているつもりでも、大量に与えてしまう事があります。
エサの与え過ぎはろ過に負担を与えますし、水を汚す原因となります。
与えたエサはすべて魚の口に入るのが理想です。
「毎日この小さじに1杯」などというものでもありません。


毎日、エサを与える時間には、エサの量に注意してください。
「フィッシュマガジン」が2ヶ月に一度の発行になってしまったのはたいへん残念なのですが、フィッシュマガジン2011年1月号が出ました。
アジアアロワナ総特集 ~ 龍 魚 新 時 代

アクアリウム界に登場以来、“王者”として君臨し続けるアジアアロワナ。貫禄たっぷりの風貌、威厳と優美さを備えた色彩……それらは圧倒的な存在感で見るものに迫って来る。そして現在、その魅力に磨きをかけた個体が続々と生み出されている。本特集では、最新の龍魚カタログやマニアの飼育術、さらにはプロショップが選ぶおすすめ混泳魚まで、その魅力をたっぷりと紹介しよう。龍魚新時代が今、幕を開ける。
▼アロワナ基本飼育術
▼ステップアップ飼育術
▼最新龍魚名鑑
 紅龍
 金龍
▼愛好家探訪
 極上の個体を堪能する
 開花する魅力を堪能
 夢の大型紅龍混泳 
 生き物好きの飼育術
 新築に置かれた大混泳水槽
▼おすすめしたい! or すすめられない?
 混泳魚ランキング
▼混泳魚おすすめカタログ
▼混泳飼育の基本

【 特別付録 】FM特製2011年カレンダー

【 特別企画 】
▼第55回 日本らんちう協会全国品評大会開催!
▼お台場 ECO-AQUA 海の学校2010
 ~世界最大の熱帯水族館~ レポート!! 
▼INTERNATIONAL AQUARIUM PLANTS LAYOUT CONTEST 2011
▼クレイフィッシュ・ミーティング2010開催!
連載
【 For Fresh Water Fun 】
■渋魚、珍魚探訪!
温帯域の魚たち 
■Shot 小さな魚の大きな魅力
「オリジアス・ペクトラリス」
■再発見! 魅力の熱帯魚たち
「ネオンテトラ」
■泰國魚漫遊
「タレー・バン国立公園とロックシュリンプ」
■日本水風景巡り 淡水魚を求めて
「弘前~津軽半島~青森」
■グッピーゼミナール
■目指せ! 
「世界水草レイアウトコンテスト」応募への道 
■今月の注目魚
■水草面白談義
【 For Salt Water Fun 】
■MARINE SCOPE
「スミツキベラ」
【 Reptikes & Amphibians 】
■日本産爬虫類・両生類魅力再考
「ハブ」

定価980円です。

月刊アクアライフ2011年1月号も出ています!
特集 テトラが好きだ!
南米やアフリカに生息する、「テトラ」と呼ばれる小型カラシンたち。種類の豊富さや色彩の美しさ、姿形の面白さと、その小さな体に凝縮された魅力をお伝えしましょう
主な内容
ネオンとカージナルどっちが好き?
ワイルドネオンテトラ採集記
群れる姿が美しいテトラたち
新&珍テトラカタログ
テトラ愛好家訪問
ハチェットが好きだ!
ペンシルフィッシュが好きだ!
ダーターテトラが好きだ!
ヒレを広げた姿が美しいテトラたち
●水槽で飼えるカメ
アクアリストにおすすめの“水”ガメたち
●シーズン到来
華麗なる原種ディスカス
●ついに成功
アフリカンマッドフィッシュの繁殖!
●魚のおうちも大掃除を
アクアリウムのお掃除グッズ・カタログ
●第19回
アマゾンだいじょうぶだ探検隊レポート
●海水小特集
海のアイドル フグの飼育
●人物クローズアップ
「春の小川」再生計画進行中!

イベントレポート
●第43回 埼玉県観賞魚品評会
●第3回 全国土佐錦魚品評大会

● 銘魚拝見! ALショップレビュー
● ルー大柴リバーとトゥギャザー!
● 1種類徹底飼育講座
● ドワシク通信
● 観賞魚の病気対策
● ウロコは語る
● アクアメイルボックス
● 編集部が挑戦! Go For Breed など連載多数

定価880円です。

12月、あっという間に時間が過ぎていきます。
水槽まわり、もちろん水槽の中、美しい状態で新年を!

まずは照明器具!
蛍光灯は取り外して拭いてみてください。ランプがきれいになったら照明本体も清掃し、アルミを反射板のように貼ってからランプを取り付けます。すると明るさがアップします。作業の前と比べてみてください。

上部式フィルターの揚水ポンプ。カバーを外すとプロペラがついています。ここもホコリがたまりやすい場所です。火事の原因となるケースもありますので、必ず早めに掃除をしてください。

外部式フィルターのホースの中!ふだんなかなかできない場所ですね。病気の温床となる前にクリーンな状態にしましょう。

エアーホースに付着する白いよごれ!きれにふき取れば気持ちが良いですね!

エアーポンプのフェルト!真っ黒になっていませんか?

ガラスのフタや、水槽のフチ!
エサやカルシウムがこびりつきやすい場所です。ここもチェックです!

大晦日になってから作業をはじめると、新年になってしまいます。今年のよごれ、今年のうちに!
カタツムリ左巻き存在の謎解明 天敵ヘビが進化手助け

もともと殻が右巻きだったカタツムリで左巻きに進化した種が存在するのは、カタツムリを餌とするヘビが手助けしたとみられることが、東北大大学院生命科学研究科の細将貴研究員(進化生物学)らのグループの研究で分かった。
カタツムリの体は殻の巻き方が異なると、交尾しにくい構造。通常、突然変異の左巻きが子孫を残せる可能性は低いが、天敵の被害に遭いにくいという利点が交尾の難点を補う形で進化につながったという。

カタツムリは数多くの種が存在するが、左巻きは少ない。右巻きを保ったまま多様化してきたと考えられ、少数派の左巻きの進化は謎だった。
 
細研究員らは2007年、カタツムリを食べるセダカヘビの口の構造と捕食行動を調査。セダカヘビは右側に多くの歯を持ち、左巻きよりも右巻きのカタツムリの方を効率よく殻から中身を引き出して食べていることを突き止めた。

調査結果に基づき、左巻きのカタツムリはセダカヘビに襲われても生き残る可能性が高く、進化が促されたと予測。ほぼすべての種のカタツムリの分布と大きさを調べ、左巻きの属の割合を検証した。

セダカヘビが生息する東南アジアなどでは、殻が2センチを超える57属のうち約20%が左巻きだった。一方、セダカヘビが生息しない北米などでは、殻が2センチ以上の141属のうち左巻きは約1%にとどまり、仮説が裏付けられた。
 
日本周辺でも沖縄県の石垣島や西表島、台湾など、左巻きが多い地域とセダカヘビの生息域はほぼ一致。系統を解析したところ、右巻きから何度も分化して進化していることも判明した。
 
細研究員は「天敵の存在が種を分化させるという、生き物の進化を考える上で興味深い結果となった。セダカヘビがいなくても左巻きが確認された地域もある。今後、セダカヘビが生息した時期と左巻きの分布も調べる必要がある」と話している。研究成果は8日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズの電子版で発表した。
本格的な冬が到来したようです。たいへん寒くなってきました。
保温のため、電気代節約のため、水槽の下に発泡スチロールやウレタンマットなどを敷き、なるべく熱を逃がさない処置をするかたが増えているようです。
水槽背面、横面にも同様の処置をする徹底ぶりのかたも見受けられます。
あれだけ暑かった夏、水温上昇と戦ったみなさまですから、愛魚への愛、マリアナ海溝よりも深いのですね!
アクアリウムWalker
フリーマガジン「アクアリウムWalker」が出ました。
冬もアクアを楽しもう!という特集です。

熱帯魚に携わっておりますと冬こそアクア!と言いたいところです。
北半球が冬のとき、熱帯魚の故郷は季節が逆でシーズンだからです!

人気のフリーペーパーで、すぐになくなってしまいます。お早めに!