店長日記

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今日のテーマは、スパンコールを纏った魅惑の妖精たち、南米ドワーフシクリッド。
新しい仲間が紹介される度にその品種を飼育するためにアクアリストたちに新しい水槽をセットさせてきました。その魅力を知り、熱帯魚の虜となるきっかけにしていただきたいのです。

■南米ドワーフシクリッドへのアプローチ
『ソイル系』とよばれる底床素材の登場によって、飼育しやすさは飛躍的にあがったと言っても過言ではない。原料となる土に含まれる腐食酸が水槽内で有効に作用し、弱酸性の軟水という環境が作りやすくなり、彼らの生息環境を再現する近道ができたのだ。南米ドワーフシクリッドに限らず、水草育成、カラシン、コイ、グラミィ、レッドビーシュリンプなどを飼育するにあたっては、革命的な製品である。
彼らの生息環境の水質データは、弱酸性の軟水であるうえ、導電率(マイクロジーメンスという単位であらわされる。その水にどれだけ不純物が含まれているかを示す値。)がとても低いきれいな水である。日本の水道水からは導電率をさげるためにR/Oを通したり、硬度やPhを調整するためにピートを用いたり、イオン交換樹脂やPh調整剤を使用したり苦労しないと得られない。飼育設備は年々進化しており、10年前と比べてスマートな彼らの生活にふさわしい見た目にもスタイリッシュな製品が増え、『おしゃれアピスト生活』をしているハイアマチュアも少なくない。Ph調整機能をもつろ過材や、アンモニウムイオンや亜硝酸を素早く分解し水槽の立ち上げに有効なバクテリアの部門は、各メーカーから優秀な製品がリリースされているので、南米ドワーフシクリッドへのアクセスが格段にしやすくなっている。
■水槽について
美しい、大きくならない、水草水槽でもOK、繁殖も狙える、というのがかれらの特徴である。水槽は30cmの小型のものから楽しめる。繁殖にはある程度水量のある45~60cm水槽がおすすめである。おとなしい魚との混泳水槽の場合は、エサをとり遅れないか、十分行き渡ったかのチェックが必要だ。
■フィルターについて
外部式、底面式、上部式、外掛け式‥自分の管理しやすい器具を選ぼう。稚魚などが吸い込まれないようにストレーナーにスポンジを装着するのがトレンドである。目には見えないが、アンモニウムイオンや亜硝酸を分解するバクテリアが有効に作用しているか、が管理の分かれ目である。生物的ろ過が効いている水槽の多くは、ろ過の最終段階で生成される『硝酸塩』が酸性のため、Phは徐々に酸性に傾いていく。高濃度の硝酸塩や亜硝酸は生体にはやはり有害で、硝酸塩を除去する作業が水かえになる。水質管理のポイントは、自分が使用するもとの水の水質を調べ、調整し、その水質が水槽内でどのように変化していくかを把握することで、R/Oフィルターや浄水器、各種水質測定キット、調整剤、バクテリア選びも楽しみのひとつにしてほしい。
■底床について
ソイル系底床素材は優秀であるが、底砂部門はは多くのメーカーがひしめく激戦区であり、中性ないし弱酸性表示のあるものも多い。中性とは、水槽内でなにも溶出しない上になにも吸着しないことを示す。弱酸性表示の素材は中性以上の水を張ったときに弱酸性に傾ける機能があることを示す。底砂クリーナーをかける砂利と、一度敷いたら基本的にリセットするまで敷きっぱなしのソイル系は扱いが大きく異なるため、管理にあったものを選択してほしい。最近ではソイル系素材に慎重にクリーナーをさす上手な例も見え始め、底床の状態の見極め、管理も幅が出てきているようだ。
■エサについて
アピストグラマは1日中底床に落ちているエサをついばみ、少しずつ食べる習性をもつ。これまで当欄では、まず少量のエサを入れる、そして食べきったらもう少し与える、この繰り返しの時間を数分、という提案をしてきたが、アピストグラマに関してはわざと底に沈めるやり方も提案したい。スポイトで飼育水ごと魚たちのところに与えてやる方法がおすすめである。冷凍飼料でもフレークフードでも利用できる。エサが水面にあるよりは、エサを彼らの生活空間に渡すようなやり方のほうが喜んで食べてくれることと思う。ショップではなにを与えていたかを問い合わせてほしい。冷凍赤虫、冷凍ミジンコ、フレークフード、ディスカスフード、ブラインシュリンプ‥なんでも食べる健康な魚にしよう。ただし、残餌は水質を悪化させ、エロモナス症などの原因となるので、与えるエサの量はきわめて重要である。
■飼育にあたって
アピストグラマの仲間はペアでの飼育をおすすめする。ワイルド個体については、その便すべてがオス、あるいはメスということもあるため、『お店にいるとき買う』のが原則になる。産卵はときにハーレム型をとり、決まった相手とだけペアになるとは限らない。性成熟が十分なオスと抱卵しているメスが出会えば、繁殖行動をとる。ペアで販売されているケースも多く、ペアでの飼育のほうが管理しやすいと思われる。
ショップと良いコミュニケーションをとることが優良魚入手の近道である。入荷日、入荷状況を知ったり、生体のトリートメント面においてかなり大きなアドバンテージを得られるにちがいない。購入時には、ショップの水を多めに分けてもらい、水合わせを慎重に実施してから導入しよう。
■産卵について
南米ドワーフシクリッドは、産卵場所の違いによって二つに分けられる。平らな石や水草や流木の表面などの人目につく場所に産卵するオープン・スポウナーと、ハングオンした流木や洞窟状になった人目につかない場所に産卵するケーブ・スポウナーである。
オープン・スポウナーは
パピリオクロミス属
ディクロッスス属
ナンナカラ属
ケーブ・スポウナーは
アピストグラマ属
アピストグラモイデス属
ビオトエクス属
タエニアカラ属などである。

種類によって、繁殖の難易度が異なる。小型シクリッドはコレクションするのも楽しみのひとつで、繁殖時に最高潮の美しさをみせるものが多い。順番にチャレンジしてみよう。
初級種・・・
ラミレジィ
アルティスピノーサ
ナンナカラ・アノマラ
Ap.アガシジィ
Ap.カカトゥオイデス
Apボレリィ
Ap.トリファスキアータなど

中級種・・・
Ap.ビタエニアータ
Ap.ホングスロイ
Ap.マクマステリィ
チェッカーボードシクリッド
タエニアカラ・カンディティなど

上級種・・・
ディクロッススマキュラータ
グリーンドワーフシクリッド
Ap.エリザベサエ
Ap.メンデジィ
Ap.イニリダエなど

■オープン・スポウナー
オープンスポウナーは、平たい石や流木の表面に卵を産み付ける。親が底砂を少しくぼませるように掘り、そこを産卵場所とするペアもいる。オスとメス2匹で産卵場所を口で掃除する。例えば4cmのラミレジィのメスは100個ほどの卵を産む。メスが5~6個産むとすぐさまオスが放精、という動作を繰り返す。産卵後、オスとメスが交代で胸ビレをあおぎ、卵に新鮮な水を送ったり、ふ化した稚魚を口に含み移動させたりと健気に世話をする。ふ化後4~5日でヨークサックを吸収し終えて稚魚たちの自由遊泳が始まる。親は稚魚たちが自由遊泳に入るまで世話をする。優秀なペアほど順調に育児が進む。水かえ、エサやりなど管理をする側にとっては、多少ペアまかせにし、刺激を与えすぎないことがポイントだ。稚魚育成には、ふ化したてのブラインシュリンプを用意しよう。1日に4~5回、なるべく多くの給餌をしたい。ブラインシュリンプのふ化は24時間かかるので、ふ化器は、8時間ごとなら3系統必要になる。ポイントは『ふ化したて』のものを与えることだ。自由遊泳が始まったばかりの稚魚たちは、とても小さく、初期のエサやりが極めて重要だ。ふ化後時間が経過してしまったブラインシュリンプは大きくなってしまうし、ブライン自身の成長のため栄養を吸収されてしまっている。自由遊泳に入ったら、まず稚魚たちにふ化したてのブラインシュリンプを食べさせることに全力を注いでほしい。冷凍ベビーブラインシュリンプも市販されている。忙しい人には必需品だ。カップに飼育水をとり、冷凍ベビーブラインシュリンプを入れスポイトで稚魚たちのところへ与えてあげよう。粉末タイプのベビーフードや固ゆでした卵の黄身なども同様の方法で与えてあげよう。ふ化したての生きたブラインシュリンプは稚魚たちを早く大きく成長させることができるので、稚魚育成においては避けて通れないアクアの道である。稚魚たちがお腹いっぱい食べた様子は、腹部のふくらみで目視、観察しよう。幼魚期の栄養不足はその後の成長に大きく影響するのでしっかり給餌してあげたい。

■ケーブ・スポウナー
人目につかない場所で産卵するので、流木や水草、素焼きの植木鉢、市販の産卵窟などを用意してあげよう。密にレイアウトした場合などは、稚魚の群泳を発見してから産卵していたことを気づかされるケースもある。産卵が近づいたメスは体色の黄色味が強くなる。輸卵管が突出して産卵しようとする場所にテリトリー(縄張り)をもつ。この抱卵したメスのテリトリーに性成熟の十分なオスが入ってきて、産卵に至る。アピストグラマの場合、メス個体の大きさにもよるが、30個から200個ほどの卵を産む。(アガシジィは少なめで30個から80個)産卵後はメスがよく卵を守り稚魚の世話をするので、オスはとり出すかセパレートしてやるとよい。卵は3日ほどでふ化するが、繁殖時にかなり神経質になる種が多く、蛍光灯などの照明はやや暗めにしたりする。ライト点灯時、急に明るくなったり、消灯時、急に暗くなったりすることが親たちにとってストレスになるようなら、遠めから照明を当て続け、これは消さない、などの工夫をするケースもある。小型水槽用のクリップ式照明などが便利でおすすめだ。アピストグラマに限らず、エンゼルフィッシュやディスカスにも応用できる。稚魚たちにふ化したてのブラインシュリンプを用意することなど育て方は、オープン・スポウナーと同様である。2ヶ月で12mm~15mmに育てる。保護色で目立たない稚魚たちの色がでてくるのはずっと後になってからである。
(鉄則!)亜硝酸濃度はこまめにチェック。
(鉄則!)ペアで飼育しよう。
(鉄則!)優良個体を判別する眼を養おう。
今日の水草
ミリオフィラム・マットグロッセンセ。
華やかな水草レイアウトに用いられます。
ライトグリーンの羽根のような葉が特徴です。
明るい照明下で二酸化炭素を添加し、液体肥料を与えると成長は早いです。
午後になると葉は気泡で鈴なり。いっそう華やかさを増します。
アリノトウグサ科です。
エサ用コオロギが入荷しました。
この夏、あまりの猛暑に養殖場では種親が不調であったり死に至ったりして、
こどもがとれない状況でありました。
需要はたいへん多いのに、コオロギの供給がほとんどなく、観賞魚の市場、爬虫類の市場ともコオロギ不足でありました。
みなさまにはたいへんご迷惑をおかけしておりましたが
本日入荷いたしましたのでお知らせいたします。
数多く泳ぐ魚の中から気に入った個体を選ぶこと、大事ですよね。
選ぶとき、やっぱり重要なのは第一印象です。
最初に目に飛び込んできた個体は、基本的に「好き」なはずです。
魚を選ぶお客様と接しておりますと、
チャームポイントをみつけて、これを愛でるかた
減点法のかた
大きさ重視のかた
コンディション重視のかた
いろいろなかたに出会います。

犬や猫を買いに行って「元気そうなのください」とは絶対言わないのに
魚だと「元気そうなのをください」といわれることがあります。
このお客様の「境界線」はどこなのでしょう?
犬・猫

爬虫類
昆虫
魚・・・・・
自分が食べる肉や魚・・・
やっぱりきちんと選んでください!
NTV「Q10」・・佐藤健さんのリビングに映るネオンテトラ(ダイヤモンドネオン?)と水草の水槽。

CX「流れ星」・・竹野内豊さんのお部屋にも水槽が。

熱帯魚を趣味とするひとがみるとやっぱり出てくる言葉は
「おっ!水槽!」です。
こっそり注目しています。
観賞魚を飼育するうえで、病気は必ずといってよいほど、愛好家が遭遇する問題です。
観賞魚の病気の主な原因は、ストレスであると言われています。
ストレスという言葉はなんとも曖昧ですし、ストレスという言葉ひとつで片付けてはならないため、
魚がストレスを受ける原因をまとめてみましょう。

1、餌の食べ残しによる水質の変化と悪化。
2、急激な水温の変化。
3、魚の移動。
4、過密飼育。
5、餌の品質。
6、相性の悪い魚を同一水槽で飼育すること。
7、照明の照射時間が長すぎること。
などです。
魚をよく観察し、魚が発信しているシグナルを見逃してはなりません。
大型で勢力の強い台風が関東上陸の恐れ・・というニュースがこまめに流れています。
東京から出荷したお客様への商品が無事に到着することを祈るばかりです。
台風に向かって、台風をかすめて、台風をくぐって・・。
走るドライバーさんたち、ほんとうにご苦労様です。

湿度が高いとコイ科の仲間、メダカの仲間、水槽の外へ飛び出しやすいです。
水位が高い水槽は特に・・
フタ、してくださいね。
寒いですね。
少しの時間
少しのお金
少しのやさしさ
少しの思いやり
少しの手間
が水槽環境を作っていきます。

朝のトーストがおいしくなる水槽
朝のコーヒーがおいしくなる一匹
気持ちをこめた水槽管理 プライスレス

いきなり冬の寒さになりました。
空気の色がちょっと変わりましたよ。
10月27日(水)付けの産経新聞 に
アマゾン「驚くほど豊か」 新種動植物、1200種
という記事がありました。

世界自然保護基金(WWF)が、南米アマゾンで2009年までの10年間に約1200種の新種の動植物が発見されたことをCOP10で26日、明らかにしたというのです。
3日に1種が見つかったことになり、WWFは「驚くほど豊かな生物多様性が証明された」としています。

発表によると、10年間で発見された新種は、
植物637種
魚類257種
両生類216種
爬虫類55種
哺乳類39種
鳥類16種。

ボリビアでは体長4メートルのアナコンダの新種が確認され、
ペルーでは色鮮やかなカエルが見つかったそうです。
小型霊長類のマーモセットやオウムの新種も発見されたそうです。

WWFによりますと、アマゾンでは過去50年間に熱帯雨林が少なくとも17%消失しています。WWFのフランシスコ・ルイズ氏は「緊急に対策をとらないと失われてしまう」と警告しています。

驚くほど豊か
ということと同時に
この地球には人間だけが生きているのではないのだ
と認識しなおすことが必要なのかな、と考えさせられる記事でありました。
昨年、田舎で採取したザリガニが繁殖してザリガニが増えました。こんなにたくさん世話できないので、親がいた場所に戻そうと思うのですが・・どうでしょうか?

という質問を受けました。

ダメです。

一度、人間の管理下に置いた生き物は、いかなる理由があっても野外へ放ってはいけません。
1年間ザリガニを飼育・観察して、これを野外に放ったらどうなるか、想像してみてください。

野外に放つと・・
1、死亡する。
2、本来ないはずの菌をも放つことになる。
3、もとからその場所にいた生物を食べるなど、影響を及ぼす。
4、ひいては生態系がこわれる。
などなど多くの理由があって「ダメ」なわけです。
ふえすぎて飼育しきれない場合は、どなたか引き取り手を探す、雌雄別々に飼育するなど、対策をお願い致します。


冷たい言い方になりますが、死んでしまった生き物、とくに魚やザリガニは東京ですと条例により「燃やすゴミ」として処分しなければなりません。勝手に公共施設・公園の土に埋めることも「ダメ」です。
飼育した生き物はさいごまで世話をする、これが基本です。
曇り空です・・東京。
いつも思うのですが、でっかい掃除機で ぐおーーーーっと吸って快晴にならないかな・・・・・と。
秋が深まるにつれ愛魚がコンディションを崩して困っているというお客様が多くご来店されます。常備薬、あると安心ですよね。
金魚やディスカスをはじめ底砂を敷かないいわゆるベアタンクの場合、
毎日!目の細かい網で魚たちのフンを取り除いてやることはたいへん有効です。
これをするのとしないのとでは、1年後には別の魚になるといっても過言ではありません。
ないほうが良いものはすみやかに取り除く、これが原則です。
分厚い雲は取れなくても、排泄物なら。たいへんですががんばりましょう。
さて、お客様の問い合わせで最近目立つのは
水面の泡が消えない・・。というものです。
泡ぎれが悪い水というのはいいことではありません。
魚たちが分泌した体表粘膜が原因であることがあるからです。
その水槽の水が生活しにくい水であればあるほど泡ぎれが悪いという傾向は強くなります。水槽の内側に白い付着物が認められたり、ヌルヌルが多い場合には
すみやかな環境改善が必要です。
金魚の場合、自分で分泌した粘膜が体表を覆い、エサぶたが不自由になることがあります。死と直結していますので注意が必要です。
水かえのやり方、水かえの量、とりかえる水の質など管理のしかたを変えていかなくてはいけません。魚はそれを自分でできませんので。
水槽の内側を磨き、水をとりかえる。水温、水質、水質の変化のしかた、エサの量、チェックしなければならない項目はたくさんありますね。
生活しやすい水は泡など残らず、水面を下のほうから見上げてみると、鏡のように見えるはずです。透明度も高いですし、魚も気持ちよさそうに泳ぎます。
「ミッキー20匹!」
「タイガー2匹。」
「パンダも2匹!」
「こっちのエレファント。」
「ハンバーグ3枚。」
んー、文字にすると何屋さんかさっぱりわかりませんね!

ミッキーマウスプラティ
タイガープレコ
コリドラスパンダ
エレファントノーズ
ディスカスハンバーグ

お買い上げ、まことにありがとうございます。
観賞魚は
ワイルドと呼ばれる自然環境から採取した魚と
人の手によって繁殖した魚がいます。
多くの改良品種は、観賞目的のために人の手が加わっています。
ヒレを長くしよう、アルビノにしよう、赤くしよう、青くしよう、いろいろな目的をもって交配、選別、淘汰がされて作出されてきます。
改良品種を理解しようとするとき、その品種をつくる元となった原種の理解が必要になってきます。
基本的な性質、食性、繁殖のしかた、水質レンジなど上手に飼育する手がかりとなるのが原種になります。
例えば、熱帯魚の王様ディスカス。
人気のブルーダイヤモンドは目のさめるようなブルーですが、やっぱり父と母がいます。
その父、その母・・・とさかのぼっていくと、たどり着く原種はグリーンディスカスになります。原種グリーンディスカスのメタリックブルーの素質、ぜひ観察してみてください。
ブライトオレンジで人気のピジョンブラッドの系統や、真っ赤なマルボロレッドの系統をさかのぼっていきますと、たどり着くのはブルーディスカスです。
ほんまかいな!というかたもいるかと思います。似ても似つかない表現ですから、無理もないと思うのですが、ほんとうです。

500年以上の歴史がある金魚も多くの改良品種がしられています。
さかのぼると金魚すくいで多くみられる和金が出てきます。
和金は赤いフナ(ヒブナ)の突然変異です。
ヒブナは黒いフナの突然変異ですから、多くの金魚の元となっているのは「フナ」ということになります。
長野地方で秋の味覚として人気のフナっこですね。
田んぼの水を抜く秋にお米といっしょにすくって収穫されるそうです。
フナが育つ田んぼは低農薬ですから、そこでとれたお米は貴重で、お値段もやや高めだそうです。
昨日、帰宅して我が家の水槽をのぞきこむとザリガニが脱皮をしていました。
脊椎骨のないザリガニは脱皮をして大きく成長していきます。
古い殻は、あたかももう一匹いる!!かのようにキレイに脱ぎ捨てられます。
よし、古い考えを捨て、新しい考えを見つけよう。
1ヶ月のあいださわってないモノ、捨てたほうがいいな!
いろいろなことを教えてくれます。
ホトニア
いい草姿です。
育成には強めの光
低めの水温
炭酸ガスの添加が欠かせません。
好条件下で育成し、その水槽に適応すると、素晴らしい水景をつくってくれます。
たいへんな猛暑で水温を下げるのに苦労した今年、
育てるならばいまからスタートするのが良いでしょう。

個人的に、あくまで個人的にですが、水上葉が水中葉になることを「水中化」なんて呼んでいます。水中葉が育成環境に適応することは「水槽化」と呼びたいのです。

強めの光とは60cm水槽で20Wランプ3本以上が目安です。
低めの水温の目安は23~25℃。
二酸化炭素を添加し、1リットルあたり5mg以上の二酸化炭素が溶け込んでいる環境にしてあげます。
名古屋市で開催されている国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10=名古屋会議)は18日、生態系を保全するための新たな国際目標の設定などを議論する本会議が開幕しました。微生物や動植物といった「遺伝資源」をもとに開発される医薬品などの利益配分の国際ルールを定める「名古屋議定書」の本格協議も始まります。

会期は29日までで、193カ国・地域の政府代表や市民団体、企業関係者ら約1万人が参加。27~29日には菅直人首相ら約130カ国の閣僚が出席する閣僚級会合が予定されています。

開会式で、議長を務める松本龍環境相は「私たちは地球の未来のために名古屋に集まった。地球の命を将来につなげていくために、これまでの人と自然のかかわりを振り返り、私たちに与えられた2週間に英知を結集して国際社会で一致した行動を起こしていきましょう」とあいさつ。

また、COP10名誉大使で日本人アーティストのMISIAさんは、作詞した公式ソング「LIFE IN HARMONY」を披露したそうです。

生態系保全では、02年に決定された10年までの目標「生物多様性の損失速度を著しく減少させる」が未達成に終わりました。
そこで、本会議では生態系の損失を防ぐため、50年までの新たな中長期目標と、20年までの短期目標を策定します。また、短期目標では20の個別目標も設定します。だが、目標次第では開発行為に影響が出るため、各国がどこまで合意できるかは不透明です。

一方、名古屋議定書は16日までの準備会合で原案を作成しましたが、30条のうち14条で合意できず、本会議に委ねられました。
植民地時代に持ち出された動植物など遺伝資源の対象範囲
不正取得の監視の仕組み
など多くの点で各国は対立しており、決着は閣僚級会合に持ち越されそうです。

生物資源の産出国と
それを使って新薬などの研究開発をする先進国・・・溝を深めている場合ではありません。
どうすれば良好な関係になれるかを考えてください!
水草・クリプトコリネを見たとき、あるいはクリプトコリネのイメージを聞いたとき、
多くのかたが感じる印象は『地味』かもしれません。
クリプトコリネは水槽で育てても決して主役になるスターではないかもしれません。
しかし
愛好家たちをはじめ、その魅力を知っている人は「渋い!イイ!」と言います。
南米産の水草にはない深い味わいがあり、同じレイアウトで何年育てても飽きの来ない落ち着いた穏やかな水景を作り出してくれます。
クリプトコリネを主役として多く用いたレイアウト。
ラスボラたちが群れをなして泳ぐ光景はいつまで見ても飽きの来ないものであります。
自分の部屋なのに時間がゆっくり流れるかのようです。
もっともっとスターになってほしいのです、クリプトコリネには!
秋のレイアウト、クリプトコリネにラスボラ、しっとりといかがでしょうか?
秋が短く感じられるのは
人が夏の終わりと冬のはじまりに敏感だからでしょうか。
このあいだ良い香りだなぁと感じたきんもくせいも、雨の後はもうピークを過ぎてしまっています。
都会に暮らす自分としては、やっぱり秋を見つけにいかないといけないのかな。
せっかく咲いているコスモスも見逃してしまいそう。
空気の質感はしっかり秋ですが、山々の紅葉が見たい!と強く思いました。

この一週間は魚病薬がよくでました。
春先、秋口、季節のかわりめにコンディションを崩しやすいのは
人も魚も同じようです。
まずは魚たちに良好な生活環境を提供してあげたいものです。
チリの落盤事故、全員救出されたようで、現場はすごい盛り上がっていますね。
明るい性格の国民性が出ていて、たいへん興味深かったです。
地下でムードメーカーとしてみんなを勇気づけていたかたが引き上げられたとき
「はい、おみやげ」といって地下の石を持ってあがってきたのが印象的でした。

話はちがいますが
フィールドに出て、かっこいい岩を見つけると、水槽レイアウトの構想が浮かびますね。
まずその場所の自治体なり、フィールド管轄内で採集が可能かどうかを確認しましょう。勝手に岩や砂などを採ってはいけないところも少なくありません。

岩の場合は持ち帰ったら、水道でざっと洗ってみます。
その後、中性・pH7.0ほどの水につけておきます。数日が経過して、大きく水質が変わらないようであれば、水槽に導入してみます。
岩自体からなにかが溶出したり、岩自体が何かを吸着したりする性質をもっていると、水質に影響を及ぼします。物質としてきわめて安定した岩(鉱物)であることを確認するのです。
自然下ではその岩があった水で暮らす生き物がいるわけですが、水槽という限られた空間においてはこうした確認が必要でしょう。

拾って帰るのも、まあ・・重いんですけどね。

ショップで販売されている岩は水質に影響を与えないもの
それから若干アルカリに傾けるもの
などがありますが、どれも水槽に導入できます。
水質レンジはスタッフに確認してくださいね。
あの猛暑はどこへ・・・
秋の気配・・バイクで走ると一日ごとに深まっていくのを感じます。
水温や気温の変化にともない、金魚やカメのエサの摂取量も少~しおちてきました。

金魚は胃がないことで有名です。
解剖の結果、食道から肛門まで消化管はほぼ同じ太さでつながっていることがわかっています。
腸の間にかなり広範囲にあるのが肝膵臓 ですが、実際には肝臓部に膵臓が散在している状態です。さらに球状で青緑色をした胆のうや脾臓があります。
食物の消化時間は水温によっても変わりますが、20℃前後で4~5時間と言われています。
うきぶくろの上部には脊椎にそって魚の老廃物の排泄器官である淡赤色の腎臓があります。

与えるエサの量、チェックしましょうね!